こんにちは、富水教室の山田です。
各中学校、第1回テストも終わり、各自感想や反省をレコーディングノートに書いていると思います。
*『レコーディングノート』は、我々が生徒達に渡している物です。
多くの1年生は、『英語が良くできた』『◯◯が難しかった』などのコメントを書いているのではないでしょうか。
ところで、『提出物』はどうだったでしょうか?
テスト2週間前の時点で、提出物(学校の問題集やプリント類)が何十ページも残っていた生徒は、『反省』が必要です。
今回のテスト、私もここが反省点です。
目次
どれだけあるの?
テストの20日ほど前、ある1年生の数学の問題集(学校の)を見ました。
何と、1ページもやっていませんでした。
衝撃的でした。
「提出物は進めておこうね」
何度か声をかけていましたので、まさか1ページもやっていないとは想像していませんでした。
たまたま数学だけとは考えがたい…、数学がこの状況ということは他も…。
確認をしてみたら、まあ大変なことになっていました。
1年生の保護者の皆様にも、「まったく手をつけないと100ページ以上、場合によっては150ページ以上になってしまいます」とお話していましたが、現実離れした数字だったせいかい、私の説明不足だったせいか、進められていませんでした。
みんな、テスト2週間前までの数日間で頑張ってやってくれましたが、結局、『80ページ以上』残っている、『90ページ以上』残っているという結果でした。
こうなってしまうと、もう試験対策期間は提出物との戦いです。
*我々は、テスト2週間前からの期間を『試験対策期間』と呼んでおります。
ざっと計算しても1日6ページほど。
終わらない量ではありませんが、『終わる』だけで『理解した』にはなりません。
いつやるの?
何年か前「いつやるの?」「い◯でしょ。」といったフレーズが流行りましたが、「提出物はいつやるの?」という質問に「い◯(試験対策期間)でしょ。」と答える学生は、間違った考えの人です。
では、実際いつやるのでしょうか。
正解は『日々』です。
塾の授業進度に合わせて、どんなに遅くとも学校の授業進度に合わせてやらなけらばなりません。
つまり、テスト範囲が発表されるテスト2週間前の時点で、提出物は『ほぼゼロ』でなければなりません。
では、試験対策期間は何をやるのか。
それは、『応用問題の演習』です。
もちろん、提出物となっている学校の問題集は『復習』します。
ただ、そこで初めてではなく、以前間違えた問題や解けなかった問題を解き直し、できるよになっているかの確認です。
学校の問題集は、学校側から全生徒に渡されている物です。
つまり、難易度はそう高くはありません。
それだけをやっていても、正直、テストで確実に高得点が取れるとは言えません。
目標が低い生徒は構いませんが、塾に通っている生徒、目標が低い訳がありません。
中学校の定期テストで、確実に40点以上、45点以上を取るには、それ相応の準備が必要です。
『今回のテスト、私もここが反省点です。』と前記しましたが、1年生達にはまだこの説明が不十分だったと反省しています。
2年生以上は
中2中3にもなって、今回のうちの1年生達と同様の過ちを犯している生徒は、もはや論外でしょう。
数名はいるだろうと思うので、あえて厳しく言っておきましょう。
『トップ校を目指しているなら、受検生として三流です。』
小田原高校や西湘高校のような地域でトップの学校に進学したいと望むなら、もちろん三流では受かりません。
もし、中3の生徒の中に該当者がいるのであれば、あと2回の定期テスト、真摯に向き合いなさい。(君に届け)
実力はもちろんですが、姿勢、モチベーションも一流でなければ、とても戦えません。
今日以上の明日
さて、1年生に話を戻しましょう。
そうは言っても初めての定期テスト、みんな良く頑張ってくれたと思います。
心も体もまだ半分は小学生といった時期ですから、そんな中でよく2週間戦ってくれました。
この2週間での彼らの成長は、保護者の皆様から見ても素晴らしいと感じられると思います。
提出物との戦いに時間を奪われてしまった今回ですが、結果も出してくれました。
まだすべての結果は出ていませんが、「点数、良かったよ」と早速45点以上の答案を持って来てくれた生徒がいます。
ただ、とくに1年生については、結果うんぬんではなく、その『過程』を大きく評価したいと考えています。
この先には、『高校入試』という大きな大きな壁があります。
その壁を乗り越えるために、1歩ずつ成長していかなければなりません。
長い道のりです。
ウサギのように慌てると途中で疲れてしまいます。
カメのように1歩を大切にしましょう。
この時期の生徒達のレコーディングノートには、分かりやすさという意味で『1回目より2回目、2回目より3回目・・・』などと書いていますが、『より』ではなく『以上』で構いません。
『1回目以上の2回目、2回目以上の3回目』という気持ちで、少しずつ上手に勉強できるようになっていって欲しいです。
『より』と『以上』、違いは分かりますね。
4月に数学で勉強しましたね。
忘れてしまった人は、ノートを見返しておいて下さいね。
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