目次
手作りの飾り付け
ニューヨーカー生まれのスージーさんにお手伝いいただき、ハロウィンパーティーを実施しました。
アメリカに戻っていたスージーさん、10月28日にようやく飾り付けを完了です。
スージーさん手作りの飾り付けはどれも味があり良く出来ています。中には鉛筆で何の形やら分からないような飾り付けがあります。聞いてみると。「それは幼稚園の生徒が描いたのよ。」とスージーさん。
飾り付けを作って楽しむのも、ハロウィンパーティーの一貫のようです。毎年1ヶ月ほど前から、私たち生徒も飾り付け作りのお手伝いをします。
お墓からゾンビが
アメリカに帰っていたスージーさんが、ハロウィンの飾り付けをしてあるアメリカの家庭の写真を見せてくれました。
玄関前に飾られているのは、お墓です。その下からはゾンビが顔をのぞかせています。「お店でこういう飾り付けを売っているのよ。」とスージーさんが教えてくれました。
トリック・オア・トリーティングのやり方
スージーさんは、まず、「トリック・オア・トリーティング」のやり方を説明します。今年のコスチュームはモンキーです。黒い衣装にお面をつけています。
英語での説明なので、初めて英語を聞く子ども達にとっては何のことやら分かりません。私がところどころ日本語でアシストして進めて行きます。
「まず、ドアをノックして、家の人が出てきたら『トリック・オア・トリート』っていうのよ。」
「お菓子をもらったら『ありがとう』ってちゃんと言うのよ。」
日本語で話されれば当たり前のことですが、こんな所でもお礼を言う(Thank you.)ことの大切さが伝わってきます。
ゲーム
毎年ゲームの内容が変わります。手作りのビンゴの年もあれば、トランプを使ったりカードゲームをしたりすることもあります。
今年は至ってシンプル、配るアメが何個袋の中に入っているか当てさせるゲームです。
スージーさんは参加者ひとりひとりに、中に入っているアメの数を言わせます。もちろん英語でです。心配いりません、初めての生徒が日本語で言うと、それを英語で言い換えてくれます。
それからスージーさんは中のアメを袋の外に出しながら数えていきます。
「みんないっしょに声を出して数えてね。」(もちろん英語でです。)
one,two,three……one hundred and seventy six!
袋の中には176個のあめが入っていました。
「一番近かったのは誰?」といってその子が手を挙げると、アメを手でつかみ、その子の持っている袋の中に入れます。
「一番数が離れていたのは誰?」スージーさんは気遣いも忘れません。一番数字が離れていた子にもアメを渡します。
トリック・オア・トリーティング
事前にお願いしてあった近くのお店を回り、お菓子を集めていきます。始まりが5時からだったので、外に出てみると大分暗くなっていました。
まずは、「ときわ商店」から、うちのおばあちゃんのお店です。もう歳なのでお店は閉めていますが、今日ばかりは魔法使いのコスチュームを着てお出迎えです。
スージーさんが「『trick・or・treat』って言うのよ!」 その声に促されて、生徒1人ひとりが「トリック・オア・トリート」と言います。
おばあちゃんは、ひとりひとりにキャンディーを手渡していきます。
スージーさんが「ちゃんと『Thank you.』って言ってね!」というその声に、またしても促され「Thank you!」と生徒たち。おばあちゃんはというと、そんなことお構いなしに、「まだ、貰ってない子はいる?」と日本語で対応です。
英語と日本語の乱闘です。
次は「竹部商店」文房具屋さんです。
そして、最後は「夢たまご」ケーキ屋さんです。
マミーラップ
『マミー』というのは『ミイラ』のことです。トイレットペーパーを包帯代わりに使い、ぐるぐる巻きのミイラに仕立てていきます。
今回は2人でひとチーム、どちらか一方がミイラ役、もう一方の生徒がぐるぐる巻きにする役です。
「今回のゲームは商品が出ます。」と私が言うと、みんな真剣にマミーラップを始めました。
今年はどのチームも素晴らしい出来です。
スージーさんに一等賞・二等賞・三等賞を選んでもらい、賞品を渡していきます。
面白かった
今回は小学校2年生から中学校3年生の生徒まで参加しましたが、小学生に負けず劣らず、中学生が楽しんでいました。
「ああ楽しかった。」「去年もあったんだったら、来ていればよかった。」と言うのが生徒たちの感想でした。
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