前半終了

試験対策期間も今日で7日目になる。
エコール学院では、定期テスト2週間前からの期間を『試験対策期間』とよび、生徒達は『毎日通塾』になる。
7日目、つまり前半戦も終了だ。

無料です

塾生やその保護者の皆様以外の方も、このブログをお読みいただくことがあるかと思うので、今日は試験対策期間についての話をさせていただきます。

毎日通塾、これ『無料』です。

皆様の中には、コマが増えるとその分だけ費用がかかると思われている方がいらっしゃるかもしれませんが、どこぞの個別指導塾とは違い、エコール学院ではそれらは全て『無料』です。
『それら』としたのは、これ以外にもあるからです。
例えば『補習』、これも費用はいただいておりません。
学校が突然違う単元を学習し出したとか、いついつに小テストがあるといった時など、我々が、生徒達にとって必要と判断すれば、無料で補習を行っております。

皆様には、入塾の際に年間でかかる費用の合計や内訳をお伝えしているので、試験対策期間で毎日通塾になるからとか補習を組むからなどといっても、その為に費用をいただくことはありません。
コマを取れば取るほど費用がかさむとかで、いったいどの位の金額になるか分からないといった不安はありません。

うち、AAAですから。

レコーディングノート

さて、本題に戻ります。

試験対策期間、まず各教室責任者は『やることリスト』を作成し、生徒達に配付します。
その名の通り、この2週間で『やるべきこと』が書かれているリストです。
一人ひとり、得意・不得意が異なりますので、各自に合わせた専用リストです。

生徒達は、そのリストを全てクリアすべく、計画を立て勉強していきます。
その日の気分で何となく勉強していては、何となくの結果しか残せません。
正しい勉強のサイクルは、『計画』→『実行』→『反省』→『計画』・・・、この繰り返しです。

ただ、このようにやりなさいと言っても、誰もが簡単にできるわけではありません。
そこで、エコール学院では、全ての生徒が計画的な勉強ができるように『レコーディングノート』というものを作成し、そのサポートをしています。

レコーディングノートには、『勉強の進め方』などのアドバイスが書かれています。
生徒達は、このレコーティングノートに、試験対策期間中のスケジュールや日々の反省、週の反省、テスト終了後の反省などを書き記していきます。

生徒達の動き

まずは、『教室責任者との面談』や『やることリスト』を基に、試験対策期間前半の計画を立てます。
それに従い勉強を進め、予定通りできているのかいないのか、日々の反省を書いていきます。

反省ですが、『◯◯はできなかった』などは反省ではありません。
予定通りできなかったのであれば、『何故できなかったのか』、『そのできなかった勉強は、いつどこでやるのか』を書かせます。
『何故』という理由が分からなければ、同じ過ちを犯します。
また、その時点で『いつどこで挽回するか』を決めなければ、遅れたままになります。
この様にして1週間を過ごし、週の終わりに当初の計画とのズレを確認し、後半を迎えます。

達成度確認テスト

後半を迎えると言いましたが、実はその前に1つイベントがあります。
それは、『達成度確認テスト』です。

中日、エコール学院では『達成度確認テスト』を行っています。
これは、各学校のテスト範囲に合わせて、我々が作成しているテストです。

これ、けっこう大変な作業です。
教室の数だけテストを作成します。
うちの教室のように、複数の学校の生徒が在籍しているということもありますので、実質的にはそれ以上の数です。
しかも、テスト範囲に合わせてなので、範囲が発表されてからでなければ作成できません。
数日のうちに5つも6つも作成しなければならないので、なかなか辛い業務です。
今年度、現時点では9つの中学から生徒達が通塾しておりますので、全校のテスト範囲がバラバラの場合には、3学年で27種類のテストを作成することになります。

テストですが、もちろん解説付きです。
ただ問題を作るだけでなく、生徒達が、間違えた問題を復習し理解できるように、解説も同時に作成しています。

試験対策テキスト

達成度と同時期に作成するものがあります。
それは、『試験対策テキスト』です。

通常の授業で使用しているテキスト以外に、試験対策期間はこの『専用テキスト』を使用して勉強していきます。
『テキスト』と名付けておりますので、ただのプリントではありません。
各教科責任者の先生達が作成した原稿を、印刷・製本し、1冊の冊子として仕上げます。
これも、各学校のテスト範囲に合わせて作成しますので、この期間、生徒達だけでなく我々も時間との戦いです。

『やることリスト』『試験対策テキスト』『達成度確認テスト』、2日、3日の中でこれらを学校の数だけ作成しなければならないので、『慣れたから簡単』なんてことは永遠にありません。

意味

話が少しズレたので戻します。

中日での『達成度確認テスト』、もちろんこのタイミングで実施するには意味があります。
それは、後半の計画を立てるためです。

前半の反省、そしてこの時点での仕上がりを確認し、残された時間で何をすべきなのかを考えます。
このタイミングだから修正が可能です。
これがテスト数日前では、気づいただけで終わってしまいますし、早すぎても、あれもこれも仕上がっていないねで結論は見えています。
絶妙なタイミングでやらなければなりません。
ちなみに、今回の達成度、うちの教室は国語だけ火曜日に行うことにしました。
それは、今日やっても意味が無いと判断したからです。
何故かという理由は、ここには書きません。
私の勘としておきましょう。

気になる仕上がり具合、教科によっての上下はありますが、4教科の合計で見れば、なんとか全員が前回以上の仕上がりでした。
そして幸いなことに、彼ら自身はそれに気づいていないということです。
採点した答案を返した際、『くそー。あんなミスした。こんなミスした。』『テスト(本番)までに修正しなくちゃ。』などと反省の言葉を漏らしていました。
各自が、この達成度の意味を理解している証拠です。
あくまでも、この達成度は本番への階段です。
確かに、全体での順位を出したりはしますが、そんなことは二の次です。
この結果を踏まえ、自身がより高みに行くにはどうすればいいのかと、糧にしなければ意味がありません。

後半戦スタート

明日からの後半戦、締まっていきましょう。

この記事を書いた人

山田 明史