新しい学年に向けて何をしておけばいいのでしょうか。小学生から中学生になる生徒もいれば、中学生から高校生になる生徒もいます。
先日、地域新聞の広告を出すときに、新しい学年に向け何をしたらいいか、50字程度でアドバイスを書いてください。と言われ、どんなことをしたらいいかまとめてみました。
目次
今までの見直しを
この時期に必要なのは、学習面で言えば復習だと思います。忘れかけている内容や、よくわからなかった内容をもう一度、じっくりと時間をかけて見直すことが大切です。
特に英語などの科目は積み上げてきた知識を基にする学習です。いくらこれからやる学習が理解できたとしても、今までの内容がきちんと理解できていなければ、そこで躓くことになります。
余裕があれば予習を
時間に余裕があるのであれば、復習に加え予習をしていくといいと思います。次の学年でどんな内容をやるのか調べ、教科書の内容をノートにまとめるなどの準備をするといいと思います。
特に部活動をする生徒は、限られた時間で勉強しなければいけないので、早めに準備を進めておくことが重要です。
これにより、生活にゆとりを持てるようになります。
勉強の習慣を身に着けよう
近頃の神奈川県の公立高校の入試問題を例にとると、中3の内容さえできればよい、という問題は出題されていません。むしろ中1・中2の内容のほうが多く出題されます。
入試前に慌てて勉強を始めても、3年分の膨大な内容を短期で学習するのは非常に難しいです。1年間という長期のレンジで学習の計画を立て、毎日少しずつ学習していくことが必要です。
毎日の勉強がそれこそ自分のくせになり、『毎日学習しないと調子が狂う。』と言えるくらいになるようにすることが大切です。
遅くはありません、今日から始めましょう。
繰り返しが大切
日本に住む私たちが日本語を難なくしゃべることができるのはなぜでしょう?日本語はほかの言語を母国語とする人たちにとってはとても難解だといわれています。ところが日本人は難なく日本語をこなしています。
これは幼い時から、何十回、何百回、何千回、何万回と同じことを繰り返しているからです。繰り返していくうちに自然と日本語が身についてきているのです。
誰も苦労して日本語マスターしているのではありません。いつの間にか難なく日本語が理解できるようになってきているのです。
何度も何度も繰り返すこと、これこそが学習の秘訣です。
興味を持とう
自分が出会った言葉や熟語、教わった内容や疑問に思ったこと、その一つ一つに興味を持つことが大切です。
例えば教科書に広島のことが書かれていたとしましょう。教科書に出てくる内容はどれも同じで、ただ単に暗記しようとすると、無意味なつまらないもので、なかなか覚えることはできません。
ところが、たまたま家族で広島を訪れていたとすると、その思い出とともに、様々な知識が生きたものとして身についていきます。
たとえその場所に行かなくとも、辞書で調べたことがある、とか、テレビで見たことがある、といったことが、覚えるきっかけになります。
他の人から強制された学習は、決して面白いものではありません。ところが、自分から積極的に学んだことは、とても興味深い、決して忘れることができない知識として身についていきます。
いろいろなことに興味を持つことこそ、これからを過ごすにあったって、広く言えば人生を過ごすにあたって必要なことではないでしょうか。
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