こんにちは、富水教室の山田です。
目次
部活との両立
城北中と千代中の試験対策期間も半分が終わりました。
前半戦のポイントに、まだ部活が休みになっていないという点があります。
部活の時間はそのままだけど、勉強時間が増える(増やさなければならない)。
中2中3ともなれば上手くやりくりできるでしょうが、中1の生徒達は苦労した子が多かったのではと思います。
「テスト前なので、部活早く帰ります」と、気軽に言える子は大丈夫だったかもしれませんが、真面目に何でも全力でやる子ほど、肉体的に精神的に大変だったと思います。
うちの生徒の中にも、私には言ってきませんでしたが「大変だ」「辛い」などと、家でお父さんお母さんに心配をかけた子がいたようです。
『勉強しなさい』って言わないで
試験対策期間に入る前、中1の保護者の皆様にお願いしていることがあります。
それは、この2週間、生徒達に対して『勉強しなさい』という言葉をかけないで欲しいということです。
心配かもしれませんが、保護者の皆様は『体調管理』だけ注意していただき、あとは『見守って』あげて下さいとお願いしています。
私自身も、『勉強しなさい』とはい言いません。
やるべき事を提示し、目安となる期日は伝えますが、けっして『勉強しなさい』とは言いません。
それは、そんなことを言わなくても、生徒達自身が『やらなければ』と分かっているからです。
そして、やってくれるからです。
みんなが効率よく、上手くやりくりできる訳ではありません。
しかし、それぞれの出来る限りのことをやってくれます。
そんな生徒達に対して、あの言葉はかけたくない。
全ての中学生がではないでしょうが、幸いうちの子達はみんな真面目な子です。
第1回定期テストでの収穫
中1の第1回定期テストで私が最もやりたいことは、高得点を取らせることではありません。
生徒達に『中学校とはどんなところなのか、中学生活はどんなものなのか』ということを感じてもらうことです。
勉強の難しさや部活の大変さ、やる事の多さに対しての時間の少なさ、これらを実際に体験し悩む、これが第1回テスト最大の収穫になります。
人が大きく成長する時は、自分の持っている知識や経験では太刀打ちできない難敵に遭遇し、それでも何とかしたいと思った時です。
中学生といっても、この時期はまだ心も体も半分小学生です。
夏を過ぎるくらいまでは、まだ本物の中学生ではありません。
この2週間で、みんな中学生へと大きく成長します。
『勉強しなさい』=『おはよう』
そうそう、1つ勘違いをしないで下さい。
『勉強しなさい』と言わないでとお願いしているのは、『この期間』です。
頑張っている人間に対して『頑張れ』と言うのは酷なことです。
それは、精神的に追い詰めることになります。
普段は、思う存分言って下さい。
親が子供に『勉強しなさい』と言うのは、朝起きて『おはよう』と言うのと同じことだと思っています。
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