中間テストが終わり、これから夏休みを迎えようとしています。長い休みを過ごすに当たって、まず、自分の志望する高校の情報をきちんとつかんでおく必要があります。そして、その高校に行くにはどの位の学力が求められるのか把握しておく必要があります。
きちんと目標を持って夏休みを過ごすのかそうでないのか、これによって休み期間中の学力の伸び方が全く変わってきてしまいます。
神奈川県の公立高校は、中学2年の内申点と中学3年生の内申点を2倍したものの合計点を元に選抜が行われます。
学年の成績というのは、前期・後期を合わせ総合して判断されたものになります。従って2年生の最初の内申から高校入試に関わる成績となります。
上の表は、神奈川県西部地区から通うことの出来る公立高校の内申ランク一覧表です。もちろんこの他の地域の高校に通う生徒もいますが、小田原から概ね1時間で通うことが出来る高校の一覧表です。
現在学区は撤廃されていますから、どの学区の高校にも通うことが出来ますが、便宜上今までの学区毎に区切って表示しています。
いわゆる旧学区トップ校、ここでは平塚江南高校・小田原高校の2校は9科目内申点合計が40以上を確保することが合格への目安となります。
旧学区トップ校の秦野高校は、合格基準内申点合計はそれよりも低くなっています。
旧学区2番手高といわれる、西湘高校・大磯高校・伊志田高校ですが、概ねオール4が合格基準内申点となります。
当学院では、内申点合計36点を目指した指導を行っていますので、2番手高以上合格を目指す指導と言うことになります。
いくら内申点を確保出来ても、学科試験で得点できなければ合格することは出来ません。
今度は各高校を学力検査の得点という観点から見ていきましょう。神奈川県の学力検査は5科目で、各科目100点満点で実施されます。
平塚江南高校・小田原高校の2校は合計で350点以上(各科目換算70点以上)の得点が必要になります。
秦野高校は320点前後が合格基準点となります。
2番手高の西湘・大磯・伊志田高校は約300点(各科目換算60点)の得点が必要となります。
意外と低い得点のように感じますが、ここ数年、神奈川県の公立高校の入試問題は、非常に難しくなってきているのが現状で、実際にはなかなか得点できない問題になっています。
目次
高校合格は内申点と学力検査の2本立て
神奈川県の公立高校の受験に必要な要素は2つあります。
1つは合格に必要な内申点を確保すること、もう1つは、合格に必要な得点力を身につけることです。
夏休みをどう過ごすべきか
これからの夏休みを過ごすに当たって気をつけなければいけないことは何でしょうか?
それは、夏休みが終わるとすぐに「定期テスト(期末テスト)」が行われることを意識することです。
そこから逆算して考え、「定期テスト」での得点力を上げるには、何をこの夏休みに行わなければならないのか。前期の内申点をアップするには、この「定期テスト」でどの位の得点を取らなければならないのか。考えて置く必要があります。
そして、それを実現するためには、具体的に何をどの様にやっていくのか、計画立てて考えて置く必要があります。
例えば、英語の得点が伸びない原因が単語力にあるとしましょう。そうしたなら、この夏休み毎日10語ずつ単語練習をしよう。とか、20個ずつ練習をしよう。といった計画を立てることが出来ると思います。
9科目にわたり、何をどの様に進めるのか計画表を作り、その計画に沿って勉強して行く必要があります。
部活やその他に必要な時間との配分を上手に
とは言っても、夏休みに勉強だけをするわけではありません。部活動や家族での旅行など、勉強以外のいろいろな予定が入ってくると思います。
夏休みの学習計画を立てるときも、これら勉強以外の予定との両立が上手く図れるよう、無理のないものにする必要があると思います。
計画だけになり、実際にそれに沿って勉強しなければ全く無意味です。
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