ヤル気があれば何でもできる。
こんにちは、富水教室の山田です。

覚悟を決めて特訓します

さて、7月になりました。
いよいよ特訓の季節です。
私もここ最近の2年間は、50km泳いだり30km泳いだりと、老体に鞭打って特訓(?)をしてきました。
ヤル気があれば何でもできる?
何とかかんとか、クリアしてきました。

40日間、960時間、57600分間、3456000秒間、長い長い時間があります。
ヤル気を持ち、計画的に使っていけば、大抵のことはできるでしょう。

この夏、私自身が何をするかは決めていません。
しかし、2人の生徒とは約束をしました。
『英語をやり直そう』と。
1人は中3、もう1人は中2。

中3の生徒からすると、本当にここがラストチャンス。
ここを逃したら、もう入試の英語は諦めた方がいい。(持論)
何故なら、同じ積み重ねの教科と言っても、数学のように単元毎に対応できる訳ではありません。
ぜ~んぶを隈無くやらないと、得点になりません。
英語が苦手な中3は、この夏に重い腰が上がらないようなら、もう物理的に間に合わないでしょう。

中2、今年の成績(内申)から高校入試に関係します。
『まだ時間があるから』
もしそんなことを言っているなら、その子は来年も同じことを言う。
結果、言い訳だけで3年間が終了です。

夏期の間、3年生の授業は毎日3コマ、2年生の授業は毎日2コマです。
しかし、教室は13時から22時まで開いています。
2人とも、覚悟を決めて授業前や授業後に英語の特訓です。

中学生の数学は二本立て

さて、個々の話ではなく、エコール学院全体としてのカリキュラム。
中学生の数学は、『予習』と『復習』の二本立てです。
ありきたりと言ってしまえばそれまでですが、意味があるからそうしています。

予習

『予習』、年間を通して、学校の2歩から3歩ほど前にいたい。

大手学習塾のように、勉強が得意な生徒達ばかりが通塾しているわけではありません。
オール3くらいの成績で西湘高校を目指したいとか、勉強は好きじゃないし苦手だけど足柄高校くらいには行きたいといった生徒達がいます。
したがって、ただひたすら前に行っても、付いてこられない生徒や学校とまったく違う単元を勉強することで頭の中がゴチャゴチャになってしまうといった生徒が出てきてしまいます。
塾で勉強した少し後に学校でもう一度習う、これがちょうどいい。
学校の授業も、復習として利用するのです。
その為には、学校の2歩から3歩ほど前を進んでいるというペースが1番いいのです。

学校が足踏みするこの夏に予習を進めておくのは、夏休みが終わると1週間後にはもう第2回定期テストという学校もあるからです。
9月はもちろんですが、夏期の後半からは試験対策を行いたいと考えています。
そうする為には、予習を進めておく必要があります。

復習

『復習』、ここでいう復習は、『学校の授業も、復習として利用する』の復習ではありません。
各学年、最初からの内容全てを復習をします。
中3には、1年2年の復習もやらせます。

以前、『人は忘れる生き物』と言いましたが、放っておくと、まぁ忘れます。
先日、エコール学院の中3生達には、志望校判定模試を受けさせました。
数名の数学と理科の答案を確認しましたが、まぁ忘れていること。
最近やった中3の内容しかできてないじゃん。って子もいました。残念。

中学生、やはりカリキュラムとして組んで、定期的にこちらでやらせないと、なかなか復習はやってくれません。
通常授業に影響を与えずにカリキュラムとして組み入れることができるのは、夏休みや冬休みのような時期しかありません。

ちなみに、夏休みに行う復習は、そのまま第2回テストの勉強にもなります。
第1回テストから第2回テストまでは、間に夏休みが入る関係で学校の授業はあまり進みません。
したがって、第1回テストの範囲からも多くの出題があります。
ただ、注意しなければいけないのは、同じ範囲で2度目なので、簡単な問題ではないということです。
維持だけではなく、1ランクアップさせた状態にしておかなければなりません。
彼らのために用意しているテキストは、当然それを考慮したものです。

復習(番外編)

『分数の計算』、これを完璧にして欲しい。
苦手な生徒は、恥ずかしがってないで、小5からやり直して欲しい。
近年の公立入試、もはや分数の計算がスムーズにできなければ戦えない。
スムーズとは、早く正確にだ。
これまで、関数の問題で使う座標の数値や図形の問題で出題される辺の長さなどは、ほとんど整数でした。
しかし、今では解くために必要な座標の数値が分数だったり、図形の辺の長さが分数だったりと、いたるところに分数の数値が出てきます。
数学が苦手な生徒はもちろんですが、西湘や足柄を目指しているような生徒の場合には分数ごときで立ち止まっていては時間切れになってしまいます。

君はどっち?

ヤル気があれば何でもできる。
ヤル気がなければ何にもできない。
君はどちらになりますか?

この記事を書いた人

山田 明史