教科書を読んでいて、アレこんな言葉習った?と思いもよらない言葉に行く手を阻まれた経験はありませんか?
社会で言うと、とくに公民は法律用語など日常的にはあまり使わない言葉が数多く出てくるので、そこで足止めを食うなんていうことがよく起こります。
そこで今回は、そんな”意味を聞かれたら思わずギクッとするような用語たち”をにスポットライトを当ててみました。
けっして重要な語というわけではありませんが、神奈川県公立高校の入試問題で高得点を狙っていくならば、教科書に出てくる一番小さな文字まで目を通して、それを正しく理解をしておくことが必要ですからね、避けては通れない道ではないでしょうか。
なるべくわかりやすく意味を添えていこうと思いますので、どうぞ自学に役立てて下さい。
中学生向けなのでやや極端な表現があるかもしれませんが、そこはご容赦下さい。
目次
意味を聞かれたらギクッとする公民用語
批准とは
批准(ひじゅん)…条約が成立するまでの手続きのひとつで、内容が確定した条約について国家が確認し同意を与えること
批准とは「国会から承認も得たことだし、この条約を結びましょう、いいですね?」という最終確認のことです。国会から承認してもらった条約を内閣が批准して、相手国に批准書という文書を書きます。
「こないだの条約ですがあの内容で自分達の国でOKがもらえました。よろしくおねがいします。」と。そして、相手側からも批准書をもらって初めて条約が成立して、効力を発揮していくわけです。
罷免とは
罷免(ひめん)…大臣など地位の高い人物の職を辞めさせること
罷免とは簡単に言うと「大臣を辞めさせること」です。
「え、それは辞任じゃないの?」と思う人もいるかもしれません。
つい先日も大臣が辞任しましたし、たしかにメディアでは「辞任」の二文字をよく目にします。
「辞任」は大臣みずからが責任をとって辞めることです。
「罷免」は辞任をするように説得したにもかかわらず、本人が聞き入れなかった場合に辞めさせることです。
国務大臣については、内閣総理大臣が罷免することができます。
恩赦とは
恩赦(おんしゃ)…刑罰を軽くすること
恩赦とは、国をあげてのおめでたい出来事があったときなどに合わせて、裁判で確定した刑罰を軽減したり、消滅させたり、奪われた資格などを回復してあげる制度です。したがって、めったに行われるものではありません。
記憶に新しいところで言うと、2019年10月22日天皇陛下の即位礼正殿の儀に合わせて、約55万人に恩赦が実施されましたね。
恩赦の決定は、内閣が行います。
まとめます
いかがでしたか?たいていの場合、熟語として知らなくても一文字一文字の漢字が持つ意味からある程度推測することができるものなのですが、上に挙げた言葉のように中にはなかなか手強いものもあります。
今回取り上げたのはほんの一例に過ぎません。機会があれば、他の語についても触れていこうと思います。
この記事を書いた人
- 足柄駅前教室責任者/文系科目担当/時事モンGOの中の人
・「熱しにくく、冷めにくい。」一度火が付いたら止まらない性格。
・「書けそうで書けない絶妙なポジションの漢字」を探すのに夢中。
ユーミンとサザンとミスチルと中島みゆきとももクロをこよなく愛しております。でも最近のヘビロテはヒゲダンです♪
ビールと日本酒をこよなく愛しております。
したがって、カラオケと居酒屋をこよなく愛しております。
めったにブログ書きませんが
筆無精の「全力」をご覧ください。
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