令和2年度の高校入試は、どのような流れになるのでしょうか。考えてみたいと思います。

あくまでも私信です。

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小田原高校は特色検査を実施

令和2年度からの入試から特色検査が加わります。学力重点校にエントリーした学校は、特色検査が義務づけられたので、その流れで来年度からの復活が決まりました。

この特色検査実施がどのように受験者に影響するか、それが、令和2年度入試の流れの大事なポイントとなります。

私学助成金拡充

もう一つのポイントとなるのが、私学助成金です。

県からの助成に加え、国からの助成金も出されますので、令和2年度からは、助成金の額が増えます。

本年実施した「私立中高進学相談会」には、今までの1.5倍から2.0倍の参加者がありました。

それだけ私立高校への進学を真剣に考える人が増えているということになります。

改めて小田原高校への受験生の動向

現在発表されている進学希望調査でも、2.0倍近い人が進学希望しています。まだ、最終の内申点が出される前の調査ですから、倍率は高くなるのは当然です。

令和2年度入試においても、堅実な人気を博すものと思われます。倍率は志願変更前で1.5倍ほどの倍率になると思われます。

小田原高校で3年前まで行っていた「特色検査」では、それを嫌い他の学校、例えば西湘高校などを受ける生徒がいたので、まさに「特色検査」の実施がどのように流れを変えるかが、小田原高校の動向になると言ってもいいかもしれません。

チャレンジしてみようという意欲的な生徒と、特色検査を回避しようとする生徒の流れのバランスが、令和2年度の小田原高校への志願者倍率となって現れてきます。

ダメなら私立?

小田原高校がダメな場合 西湘高校や大磯高校などの二番手校に進むのか、それとも、志願変更せずに小田原高校を受け、ダメな場合は私立の併願先に進むのか、これが、もう一つの大きく影響することになります。

今まで公立高校がダメな場合、私学にかかる費用を考え、第二志望の公立高校に志願変更する生徒が多かったのですが、私学助成金の補助を受けることが出来るので、私学へと行きやすくなっているのは事実です。

ダメなら公立ではなく私立、あくまでも第一志望の高校をチャレンジしよう。という流れが、起きるのではないかと思われます。

西湘高校は

学校で行われた進学説明会や、合同で行われた進学説明会への参加者などの数を見ていると、昨年同様の受験者倍率が見込まれます。志願変更前で1.4倍程の倍率になると考えられます。

但し、小田原高校からの志願変更組がどれほど西湘高校に向くのか、それが志願変更後の倍率に関わってきます。

西湘高校は来年度から授業の長さを、1時限65分に変えるのは、先手を打っておこうという、流れを先取りした動きといえると思います。

中堅校以下は定員割れが心配される

すでに発表されている、進路希望調査の結果では、県西と言わず県全体として、中堅校以下の公立高校で定員割れが起きていいます。先ほども述べているように、あくまでも最終の内申点が出る前に行われた調査なので、上位の高校に希望が集中していることは否めません。

しかし、この流れに、私学への私学助成金の追い風が吹いているわけですから、決して侮れる結果とは言えません。

県西においては、いくつかの中堅校以下の公立高校で、志願変更前の倍率が1.0倍を割り込むのではないかと思います。(志願変更で1.0近くになるのではないでしょうか。)

特色検査・私学助成金

特色検査・私学助成金、この二つのキーワードが令和2年度の志願者動向の大きな鍵となりそうです。

 

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