中1・2年生の定期試験と中3生の入試が同時に行われる。
今まさに山王教室(に限った話ではないけれど)は試験勉強モード。
画像には写っていないが別室では中3生も勉強している。
50時間。
これはテストまでの2週前で生徒達が行う勉強時間の合計だ。
平日は毎日3時間、週末は6時間。
それをほぼぶっ通しで勉強する。
集中力は続くのか? 友だち同士で話したり、騒いだりしないのか?
友だちの家に集まってやる「勉強会」ならそうしたことも起きるかもしれない。
だが、ここは塾。
開始の号令とともに聞こえ出すのは、サラサラとペンを走らせる音。
ペラペラと教科書をめくる音。
ごく稀にいびきが混じるのはご愛敬。
1日の終わりだから疲れてしまうのも無理はない。
ただ、そんなときは机ガタガタ攻撃を受ける。
うかうか寝てはいられない。
50時間の勉強。
彼らが特別で、頑張れる人だからできることだろうか。
そうではないと思う。
彼らが一心にテスト勉強を続けられるのは「場」の力のおかげだと考えている。
(もちろん、彼らの頑張りもあるけど。)
試験に向けて全員が勉強する「場」。
ふっと気が抜けたとき、まわりを少し見れば黙々と勉強しているだれかがいやでも目に入る。
そうやって誰かが誰かの集中を呼び戻す。
「勉強するのが当たり前」
そういう環境が勉強量を増やしてくれるのだ。
この記事を書いた人
- 山王教室の責任者・国語の教科責任者を担当しています。
日常の授業を通して考える習慣を身につけてもらうべく、様々な仕掛けを凝らして授業をしています。
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