小学6年生のみなさん、中学校に向けて勉強の準備はしていますか?
中学校では小学校で学習しなかったものがたくさん登場するので、ちょっと心配という人も多いかもしれません。
なかでも英語は、小学校の時とはまるで別物なので戸惑ってしまったなんていう声もよく耳にします。

転ばぬ先の杖で幼少の頃から英会話教室に通わせて、英検を取得させていますなんてお子さんもいるかと思いますが、2月のこのタイミングから始めても、ある程度の効果が期待できる中学英語に向けた準備について話していこうと思います。

アルファベットの練習をしよう

なにはともあれまずはコレ!ABCの練習をしていきましょう。なんとなくではなく自分がどの段階までアルファベットを理解できているか確認できるようにレベル別にまとめてみました。

アルファベットを覚えよう
Lv1:アルファベットの大文字が順番通り読める
Lv2:アルファベットの小文字が順番通り読める
Lv3:アルファベットを順番通り暗唱できる
Lv4:アルファベットの大文字をランダムに読める
Lv5:アルファベットの小文字をランダムに読める
Lv6:アルファベットの大文字を順番通り正しく書ける
Lv7:アルファベットの小文字を順番通り正しく書ける
Lv8:アルファベットの大文字をランダムに正しく書ける
Lv9:アルファベットの小文字をランダムに正しく書ける
Lv10:大文字と小文字の変換がスムーズにできる

「読める」→「書ける」の順序は必ず守りましょう。読めないものを書けるようになったところでいつ使うの?って話です。

「何か書店で教材を買った方がいいですか?」という質問をよく受けますが、お手本になるアルファベットさえあれば教材は不要です。

今や正しい発音を知りたければYouTubeを見ればOKというなんとも便利な時代になっております。

その代わりに単語カードを用意しましょう。リングで閉じてあってペラペラめくるあれです。100均で手軽に入手できますよね。単語カードの優れているところはコンパクトながら「順番通り」「ランダム」が自由自在なところです。手軽に持ち運べて自分のレベルに合わせた練習が可能な便利グッズです。

ネットを有効に利用しつつ、古典的な勉強法でまずはアルファベットと仲良くなるようにしましょう。

フォニックスの練習をしよう

フォニックスってご存知ですか?
「英語の発音のルール」のことです。

アルファベットを組み合わせてできている英単語を読むに当たって、フォニックスをかじっているかいないかで確実に差がつきます

たくさんありすぎてわからないと思いますので、今日は私たちの塾で最初に教えるフォニックスを紹介します。きわめて簡易的なものですが見た目とは違って効果はじわじわと表れてきます。

フォニックスの基本
a(ア+エ) b(ブ) c(ク) d(ドゥ) e(エ)
f(フ) g(グ) h(ハ)
i(イ) j(ジュ) k(ク) l(ル) m(ム)
n(ヌ) o(ア) p(プ)
q(ク) r(ル) s(ス) t(トゥ) u(ア)
v(ヴ) w(ウ) x(クス) 
y(ユ) z(ズ)

上のようにとりあえず1文字1音でいいので、そのアルファベットが担当する「音」を身につけましょう。
ウチの塾がいつも中学準備講習で使っているプリントの一部を載せておきますので、よかったら練習してみて下さい。

フォニックスの基本プリント1

フォニックスを身につけよう
Lv1:順番通りに読める
Lv2:ランダムに読める
Lv3:単語が読める
Lv4:単語が訳せる
Lv5:単語が書ける

こんな感じでプリントは活用してみて下さい。プリント内でセレクトしている単語はどれもフォニックスを使えば簡単に読めるものばかりです。
音を足し算すれば英語は読める

このことを知っていただきたい!英語は漢字とはちがってまだ知らない単語も音にすることは難しいことではありません。
こういう意識で中学校の授業に臨めたのなら、あとは学校の先生が導いてくれることでしょう。

この記事を書いた人

加藤 正和
足柄駅前教室責任者/文系科目担当/時事モンGOの中の人

・「熱しにくく、冷めにくい。」一度火が付いたら止まらない性格。
・「書けそうで書けない絶妙なポジションの漢字」を探すのに夢中。

ユーミンとサザンとミスチルと中島みゆきとももクロをこよなく愛しております。でも最近のヘビロテはヒゲダンです♪
ビールと日本酒をこよなく愛しております。
したがって、カラオケと居酒屋をこよなく愛しております。

めったにブログ書きませんが
筆無精の「全力」をご覧ください。