この春に中学生になる小6生。
多くの人ができればいい成績を取りたいし、クラスでも上位にいたいと思うだろう。
そこで今回は中学校でいい結果を出すのに必要だと私が思う文具を紹介していこう。
目次
No.1 フリクションマーカー・ペン
小学校のときと比べて、中学校の授業は内容も盛りだくさんで、授業スピードも速くなる。
そのせいもあって、近頃では板書をノートに写すクラシックな授業スタイルは減りつつある。
代わりに、独自のプリントを用意してそれをつかって授業をしたり、ノートではなく教科書に書き込んでいくスタイルが主流だ。
そんなとき、活躍するのがフリクションペンだ。
売れ筋の商品なのでご存じの方も多いだろうが、このフリクションペンの最も優れたところは「色ペンなのに消せる」ところ。
中学校の授業では色ペンで空欄に書き込んだり、大事な部分にアンダーラインを引く機会が多くなる。
そうなると書き間違いをしたり、線を引き間違えたりすることも自然と増えてくる。
そんなとき、普通の色ペンなら間違えたところに修正テープをはって、その上から書き込んで・・・といらぬ手間がかかってしまう。
その間にも授業は進んでいくので、大事なところを聞き逃しかねない。
ところがフリクションペンならば間違えてもクルッとペンを反対に向けてゴム部分をこするだけで書いた字が消えてくれる。
ものの数秒で修正完了。
授業の聞き逃しも最小限ですむ。
「キレイ」なノート作りに書くことにこだわってしまう子に特にオススメだ。
加えてもう一つ、オススメなのは解き直しマークに使うことだ。
学校の授業が速くなっても、理解スピードまで一緒に速くなるわけではない。
当然、その内容を身につけるには繰り返しの問題演習が必要だ。
そんなときにこのフリクションペンで間違った問題に印をサッとうっておく。
色つきなのでテキストを開いたときに一目で解き直すべき問題が見つかる。
そしてその問題ができたら消すようにする。
消すのが一種の達成感にもつながるようで、期待以上の効果が現れている。
このように便利なフリクションペンにも弱点はある。
熱で字が消えてしまうのだ、だから冬場のストーブや直射日光のあたる窓辺などには置かない方がよい。
No.2 赤シート
ここからはとてもクラシカルなものの紹介になるが、赤シートは中学生必携の勉強道具だ。
これなしでは勉強の効率が50%下がると言っても過言ではない。
上でも書いたように勉強で結果を出すためには取り組む回数がものをいう。
特に暗記物は覚えたいものをどれだけ目にするかが勝負だ。
たとえば画像のような一問一答プリントも、赤やオレンジなどの暖色系であらかじめ書き込んでおいて赤シートで隠せばすぐに覚えているかチェックできる。
その気があれば、いつでもどこでも短時間で気楽に勉強することができる。
勉強は始めるまでが大変で、いざスタートしてしまえば長続きする。
そういう意味で、勉強をスタートするためのハードルを下げて、気楽に始められるよう工夫をするのはとても大事だ。
中学校では英単語、数学や理科の公式、大陸、国、都道府県、憲法の一部、古文の一節、音楽記号、電気記号などなど細かく挙げればキリがないほど暗記物にあふれている。
それら1つ1つをしっかり固めるためには赤シートの存在は必要不可欠だ。
No.3 ふせん
宿題のページ、解き直しをするページ、自分が苦手としているところなど次に自分が勉強するところの目印にはる。
これもまた勉強の効率を上げ、スタートするときのハードルを下げる工夫の一つだ。
何度もいうが勉強は始めるまでが大変で、いざスタートしてしまえば長続きする。
いざ勉強を始めようとするときに、どこから始めるか決めずに(分からずに)始めるのと目印のついているところから始めるのでは圧倒的に後者の方が早くスタートを切ることができる。
だから、勉強を終えるタイミングで、次に取り組むべき場所に貼っておくと効果はさらに上がる。
勉強の効果=こなした数
今回紹介した勉強道具はいずれも「勉強をできるだけ気軽に、繰り返しやすくする」ために使うことを想定している。
ある一定のレベルまではそうした単純な繰り返し勉強が効果を発揮する。
そうやって基礎を積み上げたのちに、様々な応用が効くようになってさらに学力は爆発的に伸びてくる。
その下地になるのが中学1年生の勉強なので、使える道具をフルで活用して万全のスタートを切ってほしい。
なお、小田原市内の文具店のレビューが↓にあるのでぜひ参考にして頂きたい。
この記事を書いた人
- 山王教室の責任者・国語の教科責任者を担当しています。
日常の授業を通して考える習慣を身につけてもらうべく、様々な仕掛けを凝らして授業をしています。
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