こんにちは、富水教室の山田です。

一日中パジャマの子もいる、こんな状況が続けば、もう同じ学年じゃなくなってしまう。
そう訴えかけたのを覚えているでしょうか。
あれから3週間、その子はどうなったのか?

1ヶ月半の集大成

さて、今週のエコール学院中学部、生徒達は必死になって戦っております。
今週の彼等は、達成度確認テストウィークです。
3月の中旬頃から新学年の勉強をスタートし4月末まで、1ヶ月半ほどの期間に学習した内容のチェックテスト、それが今週行っている達成度確認テストです。

通常学校で行う定期テストは3ヶ月に1度ほどのペースなので、その半分くらいの重みがあるテストです。
毎週行っている10問や15問の小テストとは格が違います。
数学は、40分間で45問以上解かなければいけないというボリューミーなものにしました。
ダラダラやっていたらけっして時間内には終わりません。
う~ん、これはどうやるのかな?なんて迷っていても終わらないでしょう。
ここに向け全力で仕上げてこなければ、惨敗になる問題を用意しました。

教室や学年により実施日が数日ズレるので、まだ全生徒が受け終わったわけではありません。
しかし、すでに数学で49点だった生徒がいるという報告を受けています。
素晴らしい。
よく頑張った。
エコールの生徒達は、学校に行かれないという点を除けば、いつものように、いつも以上に頑張っています。
安心しました。

そして、悔しいとも感じました。
次はもっと難しい問題にしよう。
そう思いました。
いや、決めました。
我々が全力で問題を作り、それに対して生徒達が全力で向かってくる。
実にいい流れです。
世間は何かと暗い話題ばかりの今日この頃ですが、ここエコール学院には明るい話題が広がっています。

やはり目標でしょう。

前期前半の集大成

先の見えない、ゴールが分からない戦いほど、精神的に疲れるものはありません。
いま自分達は何を目標に、どこをゴールに進んでいるのか・・・。

ある程度の期間であれば、毎週行っている小テストでもモチベーションの維持はできるでしょう。
しかし、やはり長期的となると、いかに『入試の為』と言い聞かせても、学年が下がるにつれ、それは雲をつかむような話になってしまいます。
定期的にある程度大きなハードルを設置してあげないと、いつまで?何のため?と投げ出したくなってしまいます。

そこで思いました。
いや、決めました。
そうだ、第1回定期テストをやろう。

前期前半の集大成となる第1回定期テスト、中学によって3週間ほどのズレがあったりしますが、基本的には例年6月に行われます。
昨年度の富水、早い学校は6/6から、遅い学校は6/24からというスケジュールでした。
5月末まで学校は休校、まず6月の1週目にテストなんて無理ですし、6月末でも現実的に実施は不可能でしょう。
学校の中には、すでに第1回定期テストの中止を決めているところもあります。
だから、私がやってあげようと思います。

昨年度の遅かった学校に合わせ、6月の4週目頃に、昨年度の生徒達とほぼ同等の範囲でテストをする。
本当の学校の定期テストが中止になったとしても、この仮の定期テストに向け全力で仕上げていってもらえれば、その知識はけっしてムダにはならない。
そして何より、目指すべき次のゴールがあれば、みんなの気持ちが高まるでしょう。

どこまで用意ができるか分からないが、それなりのものを用意して待とう。
かかってこい、富水の諸君。

この記事を書いた人

山田 明史