小田原市内の小中学校で来週から段階的に授業が再開されます。
感想は人それぞれでしょうが、ようやく日常が少し返ってきた気がしますね。
さてこの3ヵ月にわたる休校期間も終わります。
ここまで長期間の休みはだれひとり経験したことがないでしょう。
小・中学生にとっては気楽な休みだったかもしれません。
ただ一方、この期間でいろいろなものが失われました。
その中で一番なのは「時間」です。
この休みの期間で行われる予定だった授業は休みを削ったり、授業時間を増やす形で補充されるとのことです。
そうはいっても3ヵ月分をまるまる取り返せるかというと難しいでしょう。
低学年(小1や中1)ならば期間に余裕があるので可能かもしれません。
が、学年があがるごとに期間の余裕はなくなります。
そうなってくるとまず間違いなく授業のスピードは上がります。
ということはそれを意識して授業を受けないと取りこぼす可能性が上がることになるわけです。
取りこぼしを防ぐために気を付けておきたいことを挙げていきましょう。
目次
早く寝る
まずは体調をととのえましょう。
この休み期間生活リズムを崩してしまった人も多くいるはずです。
休校期間中なら、寝ないで無理やりリズムを戻すのもありでした。
が、学校が再開したらそうはいきません。授業がありますから。
だから早く寝ましょう。
眠れないなら、せめて目をつぶっておくこと。
枕元にスマートフォンを置いていたらいつまでたっても寝れませんよ。
どこか遠くに置いておきましょう。
分散登校で午後からだから大丈夫!と油断しないでください。
午前登校の日もありますからね。
次の日の支度を前もってする
よくよく考えるとこの休校期間で一番やってないのはこれかもしれません。
次の日の支度。
目が覚めてもずーっと休みの日でしたからね。
ところが学校が再開したらそうはいきません。
朝は戦場と化すでしょう。
起きて、食事して、身だしなみを整えて…。
そんな忙しい中で教科書・ノート・ワークなどの準備をしていたら忘れ物をしてしまうかもしれません。
忘れ物をしたときの授業は最悪です。
そわそわする。
先生に注意されたらどうしよう。
教科書忘れたから一緒に見せて?なんてできません。
現在絶賛コロナ対策中。
ソーシャルディスタンスを保たなければいけませんから。
学校からの注意事項でもありましたね。
「物の貸し借りはしてはいけません。」
忘れ物をしたときのダメージがコロナ前よりも大きくなるかもしれません。
前もって寝る前に準備をすませておきましょう。
授業を集中して聞く
まぁこれは当たり前。
でも対面で授業をするのは久しぶり。
先生の話を聞きながら、ノートをとって、理解して、考えて。
その場その場の一発勝負です。
後で復習すればいいやという気持ちで授業をうけると痛い目を見るかもしれません。
動画のように先生は巻き戻ってはくれませんから。
そのうえ、今後一日の授業数が増えることになったとしたら、復習する時間が相対的に減ることになります。
復習するのはとても大事です。
ですが、それありきで授業を適当に聞くのではなく、集中のギアを一段上げて聞いたその場で理解するつもりで受けたほうがよいでしょう。
何個実践できるかな?
言われるまでもない、当たり前のことばかりじゃん。
そう思った人は多いはず。
でもその当たり前がコロナによってガラッと変わり、そしてまた急に戻ってきたわけです。
その変化において行かれないよう、学校再開のはじめくらいは少し慎重にその当たり前にきをつけて過ごしてみてはどうでしょうか。
この記事を書いた人
- 山王教室の責任者・国語の教科責任者を担当しています。
日常の授業を通して考える習慣を身につけてもらうべく、様々な仕掛けを凝らして授業をしています。
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