こんにちは、富水教室の山田です。

さて今日は何を書こうかな。
1年前のブログを見てみました。
なんと、千代中と城北中は、もうこの時期には第1回定期テストが終わっていたんですね。
中学の荒波を体験した生徒達に対して、今年の1年生達はようやくいま学校がスタート、部活は何に入ろうかななど、まだまだお気楽ムードです。
城北中や白鴎中は7月に第1回定期テストがありますが、それ以外のほとんどの学校では9月まで定期テストはありませんので、本物の中学生になるのはまだまだ先といったところでしょうか。

私事ですが、いいタイミングで見返したな、ファインプレーだなと感じました。
昨年の1年生達の様子、反省が書いてあったので、うっかり忘れていたことを思い出しました。
そう、提出物です。
もちろんまだ学校はスタートしたばかりですが、教科によっては、自分で教科書を読んでやっておくようになどと休校中の課題となっているものもありました。
まあ、さすがにそれはやってあるでしょうが、それ以外の物です。
学校のワーク、やるようにと指示されなくても各自で進めていかなければいけない物だということを、1年生には伝えておかないといけません。
思い出して良かったです。

正しく時間を使った結果

実は、この1週間、ある生徒だけ時間を管理して過ごさせました。
土日も1人オンライン(自習室)でした。
いまはこの動画を見なさい、次はこの問題を解きなさい、それが終わったらこれをやりなさい。

以前にも、この期間中(学校が通常通りではない期間)の差について触れましたが、期間が長くなればなるほど見過ごせないものになります。

集まって授業ができないから、授業の動画を撮影してそれを見るようにと指示しているのですが、ちゃんと動画を見ていないという生徒がいます。
そして、宿題もやらないという生徒がいます。
動画を見ないというのは、授業をサボったということです。
通常の授業であれば、次の授業までに宿題をやるのは当然です。
やらなければ、そこを理解していないのに先に進むわけなので、当然できるわけがありません。

来週から通常授業に戻るのですが、今回、代表して1人の生徒だけを徹底的に時間管理したのは、ちゃんとやったかやらなかったかで、どれほどの違いになるのかを、彼等に分からせたかったからです。

この休校期間、エコール学院の中学部では、授業動画を撮影しそれを自宅で生徒達に見て勉強してもらうというスタイルを中心としていました。
定着具合のチェックは、週に1回教室に来て、満点合格の確認テストを受けさせるというものです。
しかし、今日の確認テストは、普段行っている確認テストとは違うものを準備しました。
普段のものは各教科10点~20点の小テストですが、今日彼等にやらせた問題は、5科すべて50点満点のテストです。

私としては、満足いく結果ではありませんが、何とか全教科でトップを死守させることはできました。
もちろん、この1週間私と一緒に過ごした生徒がです。

オンラインの可能性

過ごしたといっても教室に来てやりとりしたわけではなく、すべてオンラインでの指示です。
それでも、最下位の生徒との得点差は140点でした。
たった1週間で最大140点の差です。
この生徒、普段からすごくできるというわけではありません。
たぶん、教室の中でちょうど真ん中くらいの力だと思います。

しかし、上手く時間を使って勉強すれば、たった1週間でもこれだけの結果を出せるのです。
オンラインで指示を出し時間を管理するだけでも、これだけの効果があるのです。

ちなみに、分からない問題の質問に対して、逐一答えてあげたというよなことはしていません。
そんなことをしたら、生徒達自身の時間の使い方の違いによる効果測定にはなりません。
私が今回オンラインでやったことは、基本的にいま何をすべきかの指示だけです。
間違えた問題があった時には、その問題に関係する動画がどれなのかを伝え、その動画を再度見させました。
そして、動画を見返した後には、理解できたかどうかを確認するために、やるべき問題を指示といった感じです。
動画をちゃんと活用すれば、解決できることを教えました。

授業動画を活用しましょう

授業動画、見ないは論外ですが、1回見て終わりではありません。
理解出来なければ何度でも見返す。
動画の中で解説・説明していないものが、問題として出されるということはないので、動画の大切さも分からせました。

また、動画についてもう少し言うなら、動画だからこそ、普段の授業では解説できないものも解説ができます。
通常の授業は時間が限られています。
その限られた時間の中で、我々が説明をし、生徒達が問題を解くといったことをしていきます。
普段だったら生徒達が問題を解いている時間、それを我々が別の問題を解説する時間にできるのです。
したがって、通常授業では解説してあげられないような問題まで、動画の中では解説してあげることができるのです。
間違えたなら、まだ理解していないなら動画を見返しなさいと指示したように、正しく活用さえすれば、ほとんどのものは解決できます。

時間はあります。使わなかっただけです。

今がどういう時期なのか。
もう一度書きますが、城北や千代は、本来ならもう第1回定期テストが終わっている時期なのです。
定期テストがあったのであれば、学校の提出物は合計で150ページ以上あったはずです。
それが今年の今は無いのです。
部活の朝練や夕方の練習も無かったのです。
そんな中、本当に時間が無かったのかどうか、彼等に考えてもらいたい。

無かったのではなく、使わなかっただけでしょう。

幸い、今年の定期テストは早い城北でも来月、遅い泉や千代は9月です。
今日のこの結果を糧に、各々の本番に向かって進んで欲しいです。
大丈夫でしょう。

この記事を書いた人

山田 明史