ターゲット校である白鴎中も今日でテストが終わりました。
生徒のみんなお疲れ様でした。
とはいえ来週頭から予習にもどります。
わずかな間ですが、ゆったり休みを満喫してください。
で、中1生のみなさん、初めてのテストお疲れ様でした。
小学校のころの「テスト」とはひと味も、ふた味も違ったでしょう。
ただ知っておいて欲しいのは、これから先に受けるテストは今回の何倍も、何十倍も難しいテストです。
いい点が取れたからといって油断してはいけません。
たいていはいい点が取れるように調整されています。
いい点が取れたからといって油断して、勉強の手を抜いて、成績戦線からドロップしてしまう中1生が毎年一定数います。
一度ドロップしてしまうと戻るのにかなりの時間と覚悟と勉強量と・・・ありとあらゆるコストがかかります。
そうならないためにも、テストが終わった後にもやるべきことはいくつかあります。
そのうちの3個を紹介していきましょう。
目次
1. テストを解き直す
王道中の王道、解き直しです。
テストを受けて、解き直しをしないなんてありえません。
あ、もちろん答えを書くことが解き直しではないですよ。
そこらあたりの方法は以前に記事にしたので参考にしてください。
解き直しをするのとしないのどっちが効果的?
と質問すれば、ごく一部のひねくれ者をのぞいた99.9%の人が解き直しをする方を選ぶでしょう。
ですが、実際に取り組む人は体感で2割です。
残りの8割の人はやった方がいいのは分かっているのに動けない人です。
学校の先生の中には、課題の一環として解き直しを課してくれる先生もいます。
どのように解き直すのか、途中経過を書き、気づいた点をまとめて・・・などなど詳細な方法を教えてくれる先生も一部にいます。
そういった課題を出してくれる先生はとても貴重です。
大いに生徒のことを考えてくれている先生です。
一生ついて行きましょう。
冗談はさておき、問題をといておいて解き直しをしないなんて絶対にあり得ません。
解き直しをしないんだとしたら
間違えた問題はいつ理解するんですか?
自分に足りなかったことはいつ復習するんですか??
もしかして、分からない問題を放置するんですか???
それでどうやって頭が良くなるんですか????
と疑問は絶えません。
これらの疑問にまっすぐ答えることが出来る人がいるなら、ぜひお願いしたいです。
答えられないなら、さっさと解き直しをしましょう。
2. テストがどこから出されたかチェック
テストの問題は作る人によって個性がでます。
板書した内容から問題を出す先生。
教科書にマークを引いたことばを出す先生。
授業で使ったプリントから問題を出す先生。
授業で話した内容から問題を出す先生。
そうしたクセを分析してみましょう。
解き直しを終えたら、自分のやってきた勉強を振り返りつつ、「あ、これはプリントに書いてあったな」とか。「ノートに小さく書いてあるところから問題がでてる」など、テストの問題がどこから出ているかチェックをするのです。
完璧である必要なありません、が自分の勉強していた内容とテストにでている内容がマッチしているかの確認は必要です。
そうすれば次のテストで重点的に勉強すべきところも見えてきます。
分析できるのも1年生のうちです。
2年生になったら、テストの点数は入試に直結します。
テスト結果に左右されず実験できるのは1年生ならではの特権です。
3. 分からなかった分野を復習する
入れる高校だったらどこでもいいよ、目的なんかないしって人はここまでする必要はありません。
そうではなく、はっきりと行きたい高校が決まっている、そうでなくともある程度のレベル以上の高校に行きたい(例えば西湘以上とか)と考えているなら復習は必須です。
特に英語と数学。
英語と数学は積み上げ型の科目です。
中1生にとっては初めてのテストですから出来なかったとしても次頑張ればいいと思うでしょう。
社会や理科ならそれは(ある程度)通用します。
学年が変わっても、学習する内容の多くは独立しているので地理や歴史、生物や化学など分野が変われば1から再スタートになるからです。
しかし、英語や数学はそうはいきません。
断言します。
英語や数学では1年生の内容が分かっていない人が3年生の内容を理解することはできません。
最初のテストでつまづいて、そのまま放置してしまったら、その後2年間学校で行われる英語や数学の授業を棒に振ることになります。
分からない授業を延々と時間が過ぎるのを待つばかりになります。
そんなのって何にも楽しくないですよね。
そうならないためにも必ず復習をしましょう。
身体とおなじで、だれだってつまづいてケガをします。
でもそのケガを放置して歩けなくなってしまっては元も子もありません。
早い内にそのケガと向き合って、治療をする。
勉強においてはそれが復習です。
早めの修正が大事です。場合によっては先生や塾に頼るのも必要でしょう。
言うは易く行うは難し
我ながら毎度毎度ド正論ばかりでまったく面白みもない内容だなと思います。
忍耐強く、こんな記事を読んでくれている人であっても、「そんなの当たり前でしょ」と思う内容ばかりだと思います。
だからこそ思うのです。
そんな当たり前のことを実行できていますか?と。
そんな当たり前のことが実際にできているのはごく一部の人でしょう。
だからこそ、そうした人が上位を独占していくのです。
誰もが思いつくような、しかしやるのが大変なことを実際に行う人から結果を出しているのです。
さて、あなたは結果がだせる側の人になりたいですか。それともならないほうを選びますか?
この記事を書いた人
- 山王教室の責任者・国語の教科責任者を担当しています。
日常の授業を通して考える習慣を身につけてもらうべく、様々な仕掛けを凝らして授業をしています。
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