突然ですがみなさん「同担拒否」という言葉ご存じですか?

私は全く知りませんでした。
休憩時間に小学生の口からふと飛び出した言葉なんですが、思わず聞き返してしまいました。
「今なんて?ド、ドウタンキョヒ?」

子供たちが言うには「同担拒否」とは、アイドルグループのメンバーやアニメのキャラクターなどで自分と同じものを応援しているファンとは仲良くしたくないという意味のようです。自分と「同」じ「担」当の人は「拒否」するということみたいです。

意味を聞いて2度びっくりでした。「え、同じ人を応援しているんだから仲良くなるのがふつうじゃないの??」

ファン同士が仲が良ければ共感したり、情報を共有したりする楽しみが生まれるのになんでなんで?おじさんにはまったく理解できません(汗)。

同担拒否の人の心理は「独占」なんでしょうかね?「私だけの○○」みたいな意識が衝突してしまうんでしょうかね?「私の方が○○のこと好きだもん!」みたいな心理?ほんとに小さい頃そんなことで張り合ったような記憶がうっすら。

ちなみに「他担拒否」という言葉もある模様。他のメンバーが好きな人とは仲良くなれない、、、これもよくよく考えるとなかなか理解が難しい(汗)

いやあ、何も知らない私に向かって全力で説明してくれる彼女たちのまなざしといったらそれはそれはキラキラしていましたよ。そこがね、単純にうれしくてブログで書こうと思ってしまいました。ほんの10分足らずの休憩時間でしたが、めちゃくちゃいい顔していたなあ。

人に教えられるのは知識として定着している証拠

人に何かを教えるってのは、まず自分の頭の中できちんと理解と整理がされていなければなりません

たいして理解もしていないくせに、人に教えようとしても聞き手にまったく刺さりません。

私は指導の中で生徒が先生役になって理解できていない子に教えるよう頼んだりしますが、実はそれって理解できていないこのためと言うよりか、教える側の子がきちんと知識が定着しているかを確認するためだったりするのです。

教えるために必要なもう一つの力は表現力です。
自分が言おうとしている内容にふさわしい言葉を選べるかどうか。これがかなり大変。
勉強を教えてあげるというのがハードルが高い場合、冒頭のやりとりのように子供たちが話しやすい話題、自分が大好きなものについて熱く語ってもらうのが1番効果的だと思います。

大人は子どもの好きなことをどんどん聞いてあげよう

「熱い気持ちが表現力を磨く」とでも言いますか、「伝えたい」「共有したい」という強い気持ちが言葉の限界を押し広げるというか、そんな見えない力が働きます。

だから、お父さんお母さん。お子さんが夢中になっていることについて耳を傾けてあげましょう。お子さんは「共有」「共感」することに強い喜びを覚えます。それでもっともっとと知らないうちに知識の上積みされて、表現力が向上していきます。勉強ではなくても「学び」は存在するのです。

ときとして今回の私のように、大人が子供から新しい情報を教わるケースだってあります。子供の吸収力は大人顔負けです。

来週から短い夏休みに入りますが、少しでも家庭でそういったコミュニケーションが育まれますように。
あ、同じものを好きになりすぎると同担拒否の心理に陥りますのでご用心(笑)

この記事を書いた人

加藤 正和
足柄駅前教室責任者/文系科目担当/時事モンGOの中の人

・「熱しにくく、冷めにくい。」一度火が付いたら止まらない性格。
・「書けそうで書けない絶妙なポジションの漢字」を探すのに夢中。

ユーミンとサザンとミスチルと中島みゆきとももクロをこよなく愛しております。でも最近のヘビロテはヒゲダンです♪
ビールと日本酒をこよなく愛しております。
したがって、カラオケと居酒屋をこよなく愛しております。

めったにブログ書きませんが
筆無精の「全力」をご覧ください。