こんにちは、富水教室の山田です。

先週は、今春の高校入試の結果についての数字を紹介しました。
今日は、それについてもう少し詳しく見てみたいと思います。

今春の学力検査は、神奈川県全体での合格者平均が25.3点も上がりました。
先週紹介した21校だけで平均を出すと19点の上昇ですが、中には41点も上がっている学校もありますし、県平均の25.3点アップを上回る学校が8校と、小田原周辺の高校でもやはり同じような結果でした。

もう少し細かく見ると、得点上昇の大きい学校は比較的上位の学校であることが分かります。
神奈川県全体での合格者平均は288.3点です。
この点数よりも、自校の平均点が高い学校での得点上昇が大きいことが分かります。
これはつまり、勉強量に正比例しているということです。
仮に問題が簡単になっても、下準備ができていなければ結果はたいして変わらない。
十分に準備ができていれば、その準備の分だけ得点が跳ね上がるということです。

上位校になればなるほど大きくなる得点上昇ですが、ある見方をすれば、上から下まで同じように見ることができます。
それは、割合です。
200点の10%は20点、300点の10%は30点、400点の10%は40点です。
この見方をすれば、O田原からY 田島までその変化を同じように捉えることができます。
約1.1倍、これが前年からの変化です。

昨年に書いた入試得点についてのブログでは、定期テストの得点がそのまま入試での得点になるわけではない。
普段の定期テストが50点満点なら約1.5倍、100点満点なら約0.75倍と言いました。
今春は難易度が変わりましたので、そこも変えておかなければいけません。
単純にそれらを1.1倍してもらえればいいのですが、0.75を1.1倍すると0.825になり計算が面倒だと思いますので、もう少しスッキリさせておきましょう。
あくまでも目安なので、普段の定期テストが50点満点なら1.6倍、100点満点なら0.8倍、これで自分の入試得点が予想できます。
念のため注意しておくと、昨年も書きましたが上下にいけばいくほどブレは大きくなります。
S湘からA柄くらいの高校が一番フィットすると思って下さい。

この記事を書いた人

山田 明史