神奈川県の公立高校入試まで残すところあと2週間ほど。

ウチの塾も先週末に模擬テストをして、最終調整に入りました。

他の先生から、ここにきてなお英語が思うように点数が取れていないという子がいるという話を聞いたので、ほんの少しでもアドバイスができればと思い、今日はそんなテーマで書き進めていこうと思います。

あくまで神奈川県の公立高校入試のお話なので、ご了承ください。

過去問集を使い倒そう

ここから1点でも点数を伸ばしたいなら過去問集を使い倒すことです。
他の問題集とか解いたほうがいいのではないかと思う人もいるかもしれません。
神奈川県の入試問題に似せた問題ならば解いてみるのもいいと思いますが、標準的な入試問題集を解くことはオススメしません
そのくらい神奈川県の英語の問題はオンリーな存在です。他にないボリューム、他にない難易度、「神奈川英語」と呼んでもいいくらいの個性的な問題です。

ですからそのエッセンスがぎっしり詰まった過去問集を隅から隅まで何回もやるほうが中堅層まではちょうどいいと思います。(上位層は全国入試問題などで実力試しをするといいでしょう)

60点とるプランはこんな感じ

ウチの塾が目標としている西湘高校以上の学校をめざすために最低でもクリアしておかなければいけないのは60点。県の平均が50点前後で推移しているのでそれよりプラス10点の得点力が必要だと考えます。

理想的な得点はこんな感じ。
リスニング 15点 
文法・作文 15点
読解 30点

リスニングの(ウ)・作文問題・読解問題の(ウ)は正解したらラッキーくらいな感じでミスしても気にしないことです。

文法・作文を高速処理して、読解にたっぷり時間を使う

神奈川英語の攻め方はずばりコレ。読解でいかに得点できるか。
ただね、頭ではわかっているけれどなかなかうまくいかないんですよね。

具体的にどんなことを意識して勉強を進めていけばいいのでしょうか?
この時期からできることはやはり神奈川の「読解」に慣れておくことだと思います。

スピーチ文は段落ごとに小問と向き合おう

スピーチ文の出題パターンは
ア:文中の空欄ABCに適する文を選択する問題
イ:文中の説明に合ったグラフや図表を選ぶ問題
ウ:内容一致

です。

アを死守するために、空欄が出てきた段落を読み終えたタイミングでどれが答えか検討していきましょう。

( )に入れるべき文は論理という見えない糸で前の文に引っ張られ、うしろの文に引っ張られています。接続詞や代名詞を確認すればそのつながりの構造が見えてくると思います。

まずはこのアが制限時間内に正解までたどり着けるかどうか練習してみましょう

次にイです。イは今年もおそらくふさわしい表やグラフ・地図・イラストなどを答える問題でしょう。去年変わったばかりなので今年また変わるとは考えづらいという私の勝手な予想です。

イは読みながらの消去法です。一文一文読みながら、当てはまらないものを消去していけば読み進めていくうちに答えまでたどり着きます。

ウは時間があったら解ければいいです。時間に余裕があって解ききれそうな手ごたえの時はGOです。
そうでないなら勇気をもって次の問題へ行きましょう。

資料活用は両方当てたい

資料活用問題はねらい目です。語数も少ないので文字の圧力がそこまで強くありません。
英語は情報を手に入れるための道具であって、試されているのは国語力・計算力を使った情報処理能力です。

Questionを読んで答えを消去しながら読み進める形でチャレンジしてみましょう。

間違えてしまったのならば何が原因だったか考えてください。訳すことができない英語力なのか、計算間違いをする計算力なのか、こまかな事項を見落とす注意力の欠如なのか。個人的には訳せれば解ける部分だと思っています。これは無理だよーって思う出題は記憶する限りありません。

対話文もスピーチ文のやり方で

対話文の出題パターンは
ア:文中の空欄に適する文を選択する問題
イ:文中の説明に合ったグラフや図表を選ぶ問題
ウ:内容一致

とスピーチ文とほぼ同じ。

なので、空欄が出てくる段落まで読み終えたらアを解き、イに関連した内容が始まったと思ったら、選択肢を消去しながら解き進める。このやり方でOK。

さらにウを視野に入れて読んでいくならば、登場人物ごとに日本語でも英語でもいいので各自の意見などの情報を人物別にまとめながら読んでいくと手際よく解答できることでしょう。

まとめます

今日話したのは可能な限り効率的に立ち回って時間を節約するための方法です。過去問とキッチンタイマーさえあればいくらでも練習できます。本番まであと17日。最後まであきらめずにチャレンジしてみて下さい。

英語の扉はふとした瞬間に開くものです。ノックし続けましょう。

この記事を書いた人

加藤 正和
足柄駅前教室責任者/文系科目担当/時事モンGOの中の人

・「熱しにくく、冷めにくい。」一度火が付いたら止まらない性格。
・「書けそうで書けない絶妙なポジションの漢字」を探すのに夢中。

ユーミンとサザンとミスチルと中島みゆきとももクロをこよなく愛しております。でも最近のヘビロテはヒゲダンです♪
ビールと日本酒をこよなく愛しております。
したがって、カラオケと居酒屋をこよなく愛しております。

めったにブログ書きませんが
筆無精の「全力」をご覧ください。