公立高校入試の結果が出て5日経ちました。
受検生もとい元受検生、あるいは新高1生のみなさん。
入試を終えてから勉強しましたか?
していない?
まぁ普通ですよね。
とはいえ、入試が終わってから今日までの間に何度も自習に来ている生徒がうちの教室にはいます。
受検が終わったのに勉強を続けているなんて変?非常識?
まぁそうですね。
普通の感覚ならそうでしょう。
じゃあ考えてみて下さい。
高校で成績を取る人はどんな人でしょう?
頭のいい人?才能がある人?
いいえ。
正解は他人が勉強しないときもする人です。
結局のところ、高校の成績も勉強量に比例します。
どれだけやったかが正義です。
といっても高校生活は中学校と比べてかなり大変です。
授業時間が多かったり。
部活の拘束時間が長かったり。
部活の練習がきつくなったり。
そんな忙しい合間を縫って勉強量をキープするのは至難の業。
だからたいていの高校生がほどほどの勉強しかしなくなります。
それが普通です。
そして成績も普通で終わります。
もし指定校推薦を使って進学を考えているなら、どんなに疲れても、眠くても、だるくても勉強ペースはキープしなければいけません。
でないと「明日やろう→週末にやろう→テスト前にまとめてやろう→もう勉強いいや」の悪循環に陥ります。
「でもやる気が出ないんです。」という人もいるでしょう。
その発想が罠なのです。
そもそもやる気はいつも湧いてくるものですか?
あるいは勉強しなければいけないタイミングで都合良く出てくるものですか?
15年も生きてくれば、「そんなことはない」とうすうす気づいてきたのではないでしょうか。
やる気は突然ふっと湧いてくるもの。
それを予期することはできません。
それでもやる気が湧くのを待ちますか?
成績上位をキープしなければいけない指定校推薦でそんなギャンブルをしますか?
だったら鉛筆を転がして一般入試を受けた方が生産的です。
せいぜい数時間のテストを受けて終わりです。
それ以外の時間すべてを好きなことに使えます。
じゃあどうすればいいか。
それこそまさにこの記事のタイトル通り、「やる気に頼るな、習慣に頼れ」です。
朝起きて顔を洗うのにやる気がいりますか?
朝食を食べるときは?
お箸を持ってご飯を口に運ぶときには?
やる気なんてまったくいりませんよね?
でも自然と出来ますよね?
これこそ習慣の威力。
動き出すのに最小のエネルギーで十分なところです。
じゃあ勉強を習慣にするにはどうしたら?
いやいや待って下さいよ。
つい3週間前には習慣的に勉強してたじゃないですか?
受検に向けて否が応でも勉強していたでしょ?
なのに受検を終えたからってパタッと中止しただけじゃないですか。
再開すればその習慣もすぐに取り戻せますよ。
でも先延ばしにしたら初めからやり直しです。
どちらがあなたにとって得でしょう?
答えは明らかなはずです。
この記事を書いた人
- 山王教室の責任者・国語の教科責任者を担当しています。
日常の授業を通して考える習慣を身につけてもらうべく、様々な仕掛けを凝らして授業をしています。
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