小学校6年生のみなさんは、そろそろ卒業が近づいてきていよいよ中学!という期待と不安の入り交じった気分になってきたのではないでしょうか。
今回はそんな小学校6年生の保護者向けに、中学入学前に準備したい神文具を5つ紹介したいと思います。
なんで本人ではないかというと、中学校の勉強をしたことが無い子たちに文具の善し悪しも要不要も分かるわけないからです。そこは保護者先導で準備してあげるべきでしょう。
学習熱が高く、アンテナ感度の鋭いご家庭に届いて欲しい記事ですね。
目次
結論:これが中学入学前に準備したい文具
まず結論から。中学入学前に準備しておきたい素晴らしい文具たちを5つ厳選します。
- 1.オレンジのフリクション
- 2.赤シート
- 3.緑の紙用マッキー
- 4.蛍光マーカー5色セット
- 5.シャーペン
では1つずつ紹介していきましょう!
1.オレンジ色のフリクション
中学生からは「いかに暗記を効率的にこなすか」がテスト結果を大きく左右します。
そんなときに最強の武器となってくれるのが「オレンジ色のフリクション」です。
そもそもフリクションをご存じない方もいるかもしれません。フリクションはいわゆる「消せるボールペン」の代表格です。中学生はなんだかんだで書き損じも多く、その都度修正テープ(修正ペンはやめましょう)を使っていたら面倒なことこの上ありません。
オレンジ色もポイントです。オレンジ色のメリットはズバリ「赤シートで完璧に消える」というところ。赤ペンは濃すぎて赤シートで隠してもうっすらと透けてしまうのですが、オレンジペンはそんな心配は皆無。
実は黄色も完璧に消えるのですが、黄色はそもそも文字が読めないので却下しましょう。
ということで、ノートを取るときに大事なところをオレンジペンで書けば、勝手に暗記用のノートができあがるというわけ。暗記を鍛えたい子は必ず持っておきたい1本です。
2.赤シート
オレンジペンだけあっても意味が無いので、セットで欲しいのが言わずと知れた赤シート。当然オレンジペンで書かれた部分を消すために使います。
赤シートを持たずにどうやって暗記するの?と言っても過言では無いくらい、必須のアイテムです。
赤シートは2種類持つことをお勧めします。
1つは小さめのもの。だいたいノートの半分程度を隠す大きさです。持ち運びしやすくとても便利なんですよね。
もう1つは下敷きサイズの大きいもの。むしろ赤の下敷きそのもので良いです。これは1ページ全面を隠すことが出来て、とても楽です。
3.緑の紙用マッキー
意外と知らない人が多い神アイテム、それが「緑の紙用マッキー」です。
普通暗記したいものはオレンジペンと赤シートのコンビでだいたいOKなのですが、そのタッグでも太刀打ちできない敵がいるんです。
それが「教科書」「資料集」「先生のプリント」を暗記するとき。そもそもオレンジペンで書いてないので、赤シートで消すことができません。
そして、これらが多く登場するのが中学の「実技科目」なんですよね。問題集とかありませんので、教科書を丸暗記しなきゃいけないことがほとんどです。
例えば美術。作品名や作者名、用語を覚えなければいけません。
そんなとき、覚えたいところをマッキーで塗りつぶす。
そこに赤シートをかければ黒くなって見えなくなるというワケ。
勉強方法を色々知っている人にとっては常識ですが、新中学1年生だとほとんどの子が知らないでしょう。そこはこの記事を読んだ親御さんがレクチャーしてあげて下さい。
「紙用」じゃないと裏移りしてしまって大惨事になりますから、ぜひ紙用を入手して下さい。
意外と売っているところが少ないのですが、小田原にお住まいの方は下の記事を参考に探してみて下さい。
4.蛍光マーカー5色セット
小学生でも蛍光マーカーを持っている子はいますが、中学では必携です。美しく分かりやすいノート作りには欠かせません。
ただ、見ていると1本ずつその日の気分でバラバラに買い集めている子が少なくありません。
たかが蛍光マーカーですが、シリーズによって引き心地も、引ける線の太さも、引ける線の発色も、全く違います。
ん?違って見えない?それはまだ修行が足りません。僕くらいの文具マスターになると線を見ただけでメーカーが分かってしまいます。嘘ですけど。
冗談はさておき、いずれ5色使うことになりますから、きちんとセットで買った方が良いと思います。
だいたいのメーカーが「ピンク・黄色・緑・青・オレンジ」の5色と相場が決まっています。ぜひそろえておきましょう。
5.シャーペン
中学生以上はシャーペンを使いましょう。
小学生の使っているノートと違い、いわゆる大学ノートは罫線の幅が狭いため、小さい字を書くことが求められます。さすがに鉛筆では荷が重いでしょう。
特に数学は狭いスペースに細かい字で計算をする必要が出てきます。何より高校入試がそうなのですから、一刻も早く慣れておきたいところです。
未熟な小学生と違い、中学生は授業中に分解して遊ぶなんて心配はありません……よね?まさかそんなお子様みたいなことしませんよね?
ならシャーペンで問題ありません。
むしろ数学の図形を鉛筆で書けとかもはや苦行。
芯の太さは0.5mmがメジャーですが、0.3mmが好きというこだわり派もいますね。好みでかまわないと思いますが、0.3mm派の子は友人との芯の貸し借りは諦めた方が良いでしょう。
まとめ
小学生と中学生の筆箱の中身はガラリと変わります。それは求められるものが大きく違うからです。
別にキャラものを否定するわけではありませんが、実用性が伴ったキャラものは本当に少なく、正直使いにくさが目立ちます。
また、小学生は暗記グッズをほとんど使ったことがないので、早めに使い方をマスターすると良いスタートダッシュが切れるでしょう。
今でこそ周囲が引くくらい文具にこだわりのある僕ですが、中学生のときはここに書いてある神文具をほとんど持っていませんでした。というか、知らなかったんですよね。
当時の僕にこんな優れた文具があることを教えてくれる人がいたら、もうちょっと暗記や勉強がはかどってもっと賢くなれたんでしょうけど……。
そんな悔いもあってか、生徒たちには良い道具を使って欲しいんですよね。
文具記事を書くたびに毎回言ってますが、僕は「良い道具は人を変える」が信念です。
時には形から入るのも重要ですからね、ぜひ良い中学生ライフを送るため、道具から入ってみてはいかがでしょう?
この記事を書いた人
- 指導歴20年の理系担当講師。
Twitter始めました。ブログは長文、それ以外はTwitterで情報を発信していきますので、よろしくお願いします。
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