ターゲット校、白鴎のテストまで3週間を切りました。
テスト勉強がそろそろ本格的に始まります。
テスト前になるとどうやって勉強したらいいか不安な子も多いので、「勉強会」の名を借りた、ただのお遊びに走ってしまう子が一定数います。
はっきりいってしまえば、中学生の主催する勉強会にまともなものはありません。
「みんなで勉強する」という免罪符があれば、保護者に文句を言われないと思っているのでしょう。
甘い。
激甘です。
遊び盛りの中1生が複数人集まってしまえば、勉強なんてするはずがありません。
したとしても最初の2~30分程度。
あとは「疲れた」、「リフレッシュするのが大事」、「勉強のしすぎはよくない」みたいなことをいいだしてゲーム三昧です。
もしお子さんが「○○君(さん)と勉強会する」なんていいだしたら全力で止めた方がお互いのためです。
目次
勉強会の罠 その1 監督する人がいない
勉強会がうまくいかない理由のNo.1は勉強を監督する人がいないことです。
勉強会というとだれかの家に集まってするのが定番です。
その場に保護者がいたとしても、ずっと監視することはできません。
リビングなど誰かの目が届く範囲でやる分にはいいでしょうが、今度は保護者の気が休まりません。
そうなると保護者の目が届かないところで「勉強会」をすることに。
どうせうまくはいきません。
勉強を隠れ蓑にするくらいなら、思い切って遊んだ方がましです。
勉強会の罠 その2 教えられる方には何のメリットもない
百歩譲って真剣な勉強会が開かれるとしましょう。
そうであっても勉強が苦手な子へのメリットはまったくといっていいほどありません。
友だち同士教え合う環境というのは端から見ると美しいですが、聞きやすいから考える機会も減ります。
暗記してクイズ大会とかなら思い出補正で記憶にも残るからいいでしょうが、そのためだけに集まるのもどうでしょう。
一方教える側は一定のメリットがあります。
教えることで知識は自然と整理されますし、印象にも残ります。
性格悪く、穿った見方を言えば、勉強が得意な子の餌になりにいくようなものです。
勉強が苦手だと自覚があるなら勉強会は避けるべきですね。
皆で集まって勉強は無駄か?
じゃあ集まって勉強するのはだめなのかっていうとそうではありません。
周りが真剣に勉強する環境であればむしろそれはプラスになります。
自分一人では疲れてしまってモチベーションもだだ下がってしまう状況でも、周りに頑張っている人がいれば緊張の糸は切れません。
それが同じ学年だけでなく、違う学年の人もいたらなおさらです。
そういう意味でエコールに来ている生徒は安心して下さい。
テスト2週前から教室で勉強漬けです。
学年関係なく、全員でテスト勉強をしていきます。
ここまで積み重ねてきた先輩達の背中を見て、自分たちもくらいついてください。
結果はいかに?
楽しみですね。
この記事を書いた人
- 山王教室の責任者・国語の教科責任者を担当しています。
日常の授業を通して考える習慣を身につけてもらうべく、様々な仕掛けを凝らして授業をしています。
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