まだ梅雨は明けないのか、さっさと夏が来て欲しい陌間です。
夏といえば夏休み。
受検生にとっては勝負となる期間です。
うちの教室でも部活に一区切りがついたのでさっそく受検に向けて勉強を始めた受検生一号が誕生しました。
一年の半分も過ぎていないので、予習よりも苦手な分野の復習が中心ですが、夏休みこそ苦手の克服にうってつけです。
今のところかなり前向きに取り組んでいます。
その子ある科目がめちゃくちゃ苦手なんですが、ここ数日で見違えるほど変化したんです。
何か教えたか?
何も教えていません。
それでもなお激変したのには秘訣があります。
目次
苦手克服の秘訣 音読
僕がその子に指示したうちの1つは「解説をよく読んで問題に取り組むこと」です。
たったそれだけ?
そうです。でも一つだけ条件をつけました。それは「読むときは必ず音読する」ことです。
音読?とあなどるなかれ。
声に出して読むことは思っている以上の絶大な効果があるのです。
特に苦手な科目ほど効果があるといって間違いないです。
苦手な科目ほど読めない
苦手な科目って教科書を読んだりしても、内容が頭に入ってこないことが多々ありますよね。
興味がわかなかったり、何を言ってるのか理解できなかったりで。
そうして結局内容を斜め読みして大事な部分を逃してしまいます。
読み逃し、読み飛ばしのわかりやすい例が富田Tの記事にあるので見てみてください。↓
結局のところ、苦手な科目はどう生まれるのかといえば、内容が分からない→問題が解けない→イライラ→苦手が何度も何度も繰り返しているからなんですよね。
その大元は内容がわからないところにあるわけです。
そこを解消することが苦手克服の大事なポイント。
教科書や参考書など材料はなんであれ、じっくり読み込む機会が必要です。
で、そのためにベストあるいはマストなのが音読なんですよ。
音読のいいところ
音読するときのことを考えてください。(なんなら実際に音読してみてください。)
音読するときって目が自然と文章を追っかけていきますよね?
頭が声を出すほうに意識をむけるので、目で字を追いかけるのは無意識でできるわけです。
するとどうでしょう。
黙って文章を読んでいるときより、端から端まで少ないストレスで読めているはずです。
しかも声を出すことで意識が遠のくのも防げる。
メリットだらけですね。
実際の勉強でもそうですが、情報を取り入れる(インプット)だけでは大きな効果は見込めません。
取り入れた情報を問題演習のような形で自分の外に出す(アウトプット)ことが勉強の効果を強烈に引き上げます。
それとまったく同じだとはいいませんが、声に出さずに読む(インプット)だけより、声に出して読む(インプット&アウトプット)ほうが効果がでそうですよね。
苦手な科目がある人はだまされたと思って、試してみてください。
この記事を書いた人
- 山王教室の責任者・国語の教科責任者を担当しています。
日常の授業を通して考える習慣を身につけてもらうべく、様々な仕掛けを凝らして授業をしています。
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