こんにちは、富水教室の山田です。
アドミッション・ポリシー、高校入試では聞かないフレーズですが、大学入試となるとよく耳にする言葉です。
いったい何でしょうか?
アドミッション・・・入場・入会・入学、入ることを許す
ポリシー・・・政策・方針、ルール
アドミッション・ポリシーとは、その学校がどの様な生徒に入学して欲しいと考えているのかという方針のことです。
公立の小学校や中学校ではないので、ある生徒がいくら自分はその学校へ進学したいと願っても、相手が望んでいるような生徒でなければ入学は認められません。
ストレートに言えば合格できません。
なぜなら、それが選抜方法やテストの問題に反映されるからです。
ある学校を受験するとなれば、提出する書類に志望理由を書くのは当たり前でしょう。
それ以外にも、将来の展望を書くというのもよくあることです。
もしそこに、見当違いのことを書いたらどうなるでしょうか。
第三者が見て非常に素晴らしいと感じるような内容が書かれていたとしても、それが学校側の望むものと異なれば0点です。
自分の考えを持つということは大切なことですが、それが相手から求められているものなのかどうかという確認は忘れてはいけません。
アドミッション・ポリシーという言葉とセットで、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシーというものがあります。
カリキュラム・ポリシーとは、どの様な教育を行うかという方針です。
ディプロマ・ポリシーとは、どの様な力を身につけた者に卒業の認定をするのかという方針です。
これらを時系列で見ていくと、アドミッション・ポリシーは入学前、カリキュラム・ポリシーは在学中、ディプロマ・ポリシーは卒業時ということになります。
しかし、成り立ちは逆です。
将来どういった人材を世に送り出したいどういった人材を育てたい(ディプロマ)から、その為にどの様な教育をしていかなければならない(カリキュラム)、その指導を受けるためには事前にこの様な知識を習得しておいてもらわないといけない(アドミッション)といった順です。
自分に置きかえてみれば、個々の夢(将来の展望)と同じではないでしょうか。
自分には◯◯という夢がある、だから◯◯という知識や技術を習得しなければならない、したがってそれを得るために今は◯◯や◯◯の向上に励まなければならない。
これ、勉強面だけではありませんよね。
将来プロスポーツ選手になりたいなどと考えている人にも当てはまることです。
プロになるには有名なクラブチームで、有能な指導者がいる大学で、県で一番強い高校で、そこでレギュラーになるためには今◯◯をしておかななけらばならない。
大学入試でよく聞くフレーズと書きましたが、よくよく考えるとけっこう身近なことなんですね。
つまり、中学生の皆さん、君達にも関係あるってことですよ。
高校入試では確かにアドミッション・ポリシーなどという言葉には出会わないでしょう。
でも、その高校その高校には校則があります。
どんな生徒を卒業生として送り出したい、だからどんな教育をしていく、そのためにどんな学生に入学して欲しい。
ちゃんと決まっています。
今の時期の中3なら、S値の配分もその1つと言えば超分かりやすいですかね。
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