私がオープンから管理している螢田教室の教室の壁には、勉強法をまとめた掲示物が貼ってあります。
どうも富田です。今回は掲示物にまつわるお話。
目次
勉強法の掲示物とは
私は色々な塾ブログを読みあさるのが趣味です。
ええ、仕事ではありません。趣味です。
全国の素晴らしい塾の取り組みを、全力でパクr…自塾に取り入れることで、少しでも生徒の成績向上に役立てたいので、情報収集は欠かせません。
そんな中、全国トップのPV数を誇る塾ブログを拝見したときのこと。
「中学生が注意すべき勉強方法」についてピクトグラムを使いながら超具体的に示した掲示物が目に留まりました。
内容は恐らく全国の塾講師が同じ事を言っているようなことです。
実際に私も生徒に口頭で伝えていますし、相方のH先生も同じ事を常日頃言っています。
でも、言葉は一瞬です。
我々のお説教やアドバイスを、生徒は幸いよく聞いてくれますが、持続力に欠けるきらいがあります
形に残しておけば、常に目にことができて印象に残ります。
そう考えて、去年せっせと作り上げたのが勉強法の掲示物です。
ピクトグラムを使うアイデアは丸パクリもといオマージュですが、デザインは完全オリジナルです。
勉強法の掲示物に興味を示した小学生
元々は中学生へのアドバイスです。
中学生は普段とテスト前が別人のようになるんですよ。
普段部活と学校の宿題くらいしか勉強しない人が多いのが現実ですから、それを何とか打開したかったのです。
掲示物を貼って以来、ことあるごとに壁を指さして生徒へ話をすることが多くなりました。
彼らも何度も何度も掲示物を目にしていますから、話が通じやすくて助かります。
ところで、小学生の個別指導も同じ教室でやっています。
ある日の小6女子2名の授業中、中学校の話になりました。
やっぱり中学校の勉強が大変そうなのは気になるんですね。
何しろテストが近くなると、小学生が帰る前に中学生たちがぞろぞろと塾に入ってきます。
私が「彼らは自主的にテスト勉強に来ているんだよ」なんて話をしてあげると、授業本体より食いついてきます。
分かります、雑談って楽しいですよね。
せっかくだから、小学生の勉強と中学生の勉強の違いを説明してあげました。
テストの性格の違い、それに対する準備の違いについて、勉強法の掲示物を参考にしながら簡単に理解させてあげました。
すると、その二人が「先生、家に貼っておきたいからくれませんか?」と言ってきました。
なかなか向上心のある小学生じゃないですか?
とはいえ、小学校でも特別上位では無い子たちです。
テストは上がってきてはいるものの、80点~90点前後というところでしょう。
それが中学に向けて勉強法を身につけておきたいと自分たちから言ってきた。
掲示物の1つや2つ、喜んであげましょう。
勉強法の掲示物を下敷きにしてみる
せっかくなので、下敷きにしてみてはどうかと彼女らに提案してみました。
それなら勉強している最中でも目にすることが出来ます。
すると、こんな要望が。
「A4とB5の両方が欲しい」
正直A4だのB5だの紙のサイズを的確に指定してくる小学生たちに若干引き気味ではありましたが、どうやら用途別に使い分けたいようです。
A4は大きめなので自宅でプリントの下にしいて使ったり、机のところに貼っておく用。
B5はノートにジャストなサイズなので、普段持ち歩いて使う用。
自分で掲示物を作っておいてなんですが、そんな持ち歩きたいものなのか。
そう疑問に思ってしまいますが、どうやらかなり気に入った模様。
まあ、おちゃのこさいさいです。
下敷きは以前に作って生徒に配ったことがあります。
https://tmyworks.com/971/
普通の掲示物に使うラミネートフィルムの3倍の厚みのものを使います。
こうすると丈夫でしっかりしたものが出来ます。
以前普通のフィルムを買おうとして、間違えて分厚いものを買っちゃったんですよね。
まあ、ポケットマネーで購入しているので、自分が痛い目を見ただけですが。
ようやく日の目を見るときが来たようです。
実際に作ってみた
ここまでの話、実は夏休みの前の話でした。
下敷きを作ってあげると約束をして、夏期講習に突入してしまいました。
そこは空気の読める小学生たちですね、私に夏期講習の間「は」いっさい催促をしてきませんでした。
でも、目が物語っています。
「夏期講習が終わったらきっと作ってくれるよね?ね?」と。
そんなわけで講習明け初回の授業を迎えました。
約束は守ります。
せっせと作ってみました。
あっという間に完成です!
約束通り、小学生たちに渡しました。
予想以上に喜んでいます。
本当の意味でそこに書かれている内容が理解出来るのは、やはり中学生のような負荷の強いテストを受けるときでしょうね。
ですが、中学校の勉強に対して「大変そう」とか「難しそう」とかネガティブな気持ちだけでなく、「攻略しよう」という前向きな気持ちになっていることを尊重してあげたいな、と思います。
それを応援するのが私たちの仕事ですしね。
もしこれを読んで自分も欲しい!という奇特な方がいれば、どうぞ私までお知らせください。
この記事を書いた人
- 指導歴20年の理系担当講師。
Twitter始めました。ブログは長文、それ以外はTwitterで情報を発信していきますので、よろしくお願いします。
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