10月6日(日)の横浜会場・小田原会場、10月14日(月)の町田会場の「私学フェア」進学相談会を終えました。
昨年と比べどの会場も大幅に参加者を増やしています。会場によっては2倍以上の来場者があったところもあります。
目次
私学助成金の存在の浸透
昨年度より、私学補助金の制度が実施され、今年が2年目となりますが、その存在が浸透してきたように思います。公立高校と私学との間の、3年間でかかる費用の差がぐっと縮まり、保護者生徒ともに私学を考えてみようという流れが出てきたように思います。
お父さんお母さんと一緒に来場
生徒達だけで会場を訪れる数は少なく、お父さんお母さんと一緒に3人で相談を受ける家庭がほとんどでした。
その結果として来場数が増えたのだと思いますが、これは、私学への進学を真剣に検討していることの表れだと思います。
公立高校の定員割れが起こるのではないか
この流れが実際の入試にどれだけ影響するかは蓋を開いてもー見ないと分かりません。もし、この流れがそのまま入試に現れるとすると、公立高校への影響が大きく出てくるものと思われます。
昨年度も、中堅以下の学校で多くの定員割れ、低倍率が起きましたが、来年の入試では、その流れが一層加速するのではないかと思われます。
神奈川県の入試に使われる内申点の制度を知らない保護者も
話は別ですが、進学相談会で受付をしていて気になった点があります。
それは、来場者の中でかなりの数の方が、神奈川県入試で使われる内申はどの時点の成績がどの様に使われるのか把握していなかったことです。
神奈川県の入試では、中2の後期(3学期)の内申点と中3の12月に出される(後期・2学期)内申点が使われます。中2の成績はそのまま利用しますが、中3の成績は2倍して利用します。
中2 45点満点 中3 45点満点×2=90点満点
合わせて 135点満点となります。
公立高校でも対抗策を実施
当然のことながら、公立高校の多くがこの流れに危機感を持ち、内部での対応を進めています。
公立としても、私立に負けてはいられない。魅力ある学校経営をせまられているということだと思います。
来年度の進路希望がカギ
いずれにせよ、来年度の進路希望がどの様になるのか、それが今後の流れを占う上で重要にカギとなることは間違えないことだと思います。
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