こんにちは富水教室の山田です。
公立入試、明後日です。

昨年の数学の入試問題を見たとき、『時間との戦いだな』と感じました。
途中計算のタフさ(整数ではなく分数や小数)はもちろん、関数や空間図形や平面図形の(ウ)もクセのある問題ばかりでした。
数学で75点以上の得点を取ろうとしたら、ほぼノンストップで最後まで行くことができなければ厳しかったと思います。
この傾向は、今年も変わらないと思います。

変な意地で全ての問題を解こうとせず、自分が解けばいい問題を効率よく解いて下さい
以前、どうせ満点なんて取れない、実際に昨年の数学は神奈川県下で満点だった生徒はいなかったと書きました。
やりたいことは、数学での高得点ではなく、志望校合格です。
とにかく、その合格に必要な得点を確実に取ればいいのです。
その中で、何十点もプラスをと欲張らず、1つでも貯金ができればラッキーといったくらいの構えでいた方が実力を出し切れると思います。

県西地区でN01の高校は、皆さんご存知の小田原高校です。
その小田高の合格者平均でさえ、数学の平均点は63点くらいです。
西湘高校なら55点ほどです。
つまり、ほとんどの生徒は60点を取ったら貯金です。

ここまで何度か言ってきましたが、先ずは確実に50点から55点を取りましょう。
問3の図形、30秒考えて解き方が分からなければパスして次に進んで下さい。
問1と問2さえミス無くできれば、問3から問7まで、(ア)だけ正解でも『56点』になります。
西湘高校と同等レベルの学校を目指している生徒なら、たったこれだけで合格に必要な得点になります。
難しい問題に時間を費やし、焦って簡単な問題でもミスをするといったパターンが最も最悪なものです。
まずは確実な50点を取り、焦りゼロの状態、平常心の状態で、よしここから先は貯金のコーナーだと、残り時間を使った方が結果多くの貯金もつくれると思います。

ちなみに、各教科のだいたいの平均点は下記です。

小田原高校

英語85点,国語78点,数学63点,理科89点,社会65点,合計380点

西湘高校

英語61点,国語68点,数学55点,理科74点,社会47点,合計305点

この記事を書いた人

山田 明史