世は超高速通信5Gの時代ですが、ここ小田原は都会では無いので残念ながらまだ4Gしか使えません。
それでもほとんどの人がサクサク動画を見られる時代になり、テレビの番組もリモートで中継するのが当たり前になりつつあります。
それでみんな気づいちゃったんですよね。
「いちいち集まらなくてよくね?」ということに。
目次
入試説明会をオンライン化してみた
ウチの塾では毎年この時期に入試説明会を実施しています。2月の入試を分析して、これから受験する生徒・保護者に有益な情報を提供するための貴重な場です。
ホント、入試の制度というのは複雑怪奇です。完璧に理解されているご家庭は極めてレアだと思います。
しかもその先に控えるのはもっと先行き不透明な大学入試ですからね。ご家庭に正しく分かりやすい情報をお届けするのが我々の務めです。
今年はご時世的にどう考えても一堂に会して入試説明会!なんてことが許されるわけありません。
そこは休校期間にオンライン指導をみっちりと進めてきた当学院ですから、入試説明会もオンラインでやろうということになりました。
ZoomかYoutubeか
オンライン自習室で大活躍をしてくれたZoom、セミナーといえばこれでしょう。でも、今回の説明会は双方向である必要はないんですよね。
Zoomの場合、参加している人たちのお互いの顔が見られます。話し手からしてみるとリアクションが見られるのでとても話しやすいんですが、参加する方からすると自分の顔をずっと他人に見られてしまうわけですから、微妙ですよね。
せっかくオンラインで家から見られるのに、カメラに写り続けるならメイクもしなければいけないですし、パジャマというワケにはいきませんよね。本当はポテチでもつまみながらリラックスして見てもらえばいいんです。
そこでYoutubeLIVEで配信することにしました。これならYoutubeを見るのと同じです。カメラを気にする必要もありません。
こちらから参加している方の表情はうかがい知れませんが、そこは動画授業の撮影で培った、無人の教室でカメラに向かって熱いトークをするスキルがあるので大丈夫です。
何かハードルが上がった気がします。
入試説明会をオンライン化してよかったこと
密集を防ぐためにやむなく企画したオンラインでの入試説明会ですが、思わぬメリットもたくさんあります。何なら対面での説明会より良い点もあるんです。
定員が無くなった
中3受験生向けには秋に説明会を行いますが、6月の説明会はいつも全学年対象。でも、普段は会議室のキャパに定員が制限されますので、先着順だったり中3優先だったりしてしまいます。
オンライン化したら定員が関係なくなりました。これで胸を張ってどなたでも参加出来ます!と言えるようになりました。
気軽に質問しやすい
よく説明会の最後に「質問のある方いらっしゃいますか?」と聞きますが、あの場で手を挙げられる方は鋼のメンタルの持ち主だけでしょう。
オンラインでやれば、その場にいるわけでは無いので、質問しても周りの人に分からないですよね。
YoutubeLIVEはコメントが使えるので質問しやすそうですが、以前生中継で授業をしたとき「先生!コメントの打ち方がわかりません!」と生徒に言われました。なんか難しいらしいです。
ならLINEの方が手っ取り早いですので、普段使っている教室LINEへ質問を寄せてもらうつもりです。ラジオよろしく質問にお答え出来たら活気があって良さそうです。
時間が有効に使える
直前まで何をしててもいい。これは忙しい方にとっては代えがたいメリットなんじゃないでしょうか。
小田原市で展開しているウチの塾の場合、どうしても全教室合同での説明会となれば、小田原駅周辺で会場を探すことになります。小田原も広いですからね、片道30分はかかってしまうご家庭も少なくありません。ましてや箱根の生徒の場合は言うまでもないでしょう。
参加される全員ののべ移動時間を合計したら大変な事になります。それだけ多くの方の時間を拘束してしまっているのは紛れもない事実。
その移動時間がゼロになる、これは予想以上に大きいことかもしれません。何なら外出先でも見られるわけですから、参加するハードルはかなり低くなりますね。
改めて入試説明会の概要を
そんなわけで今回の入試説明会改め高校入試研究会ですが、全学院生の保護者と生徒を対象に行います。そろばん生でも参加出来ますので、上の子が実は入試で……なんてケースでお役に立てるかもしれませんね。
高校入試研究会
日時 | 6/27(土)19:00~20:45 |
---|---|
配信方法 | YoutubeLIVE |
内容 | 1.公立高校入試制度,学力検査分析 2.私立高校入試制度 3.当学院のねらい 4.最新情報 |
質問回答コーナーも予定しています。事前に募った質問や、当日説明を聞きながら疑問に思ったことなど、お寄せ頂いた質問にお答えします。
まとめ
もはやオンラインで実施する方が合理的と言えるくらい、時勢にマッチした方法をとる今回の入試説明会。
今回は保護者説明会だから成立する側面もあるでしょう。
オンラインで伝えにくいのは、「熱」。それは僕らが発信するものでもあり、生徒たちから感じ取れるものでもあります。我々の未熟さもありますが、「熱」の共有はやはりオンラインでは難しいのが現状です。
生徒を前にして話をしたいのはやまやまですが、それは今後に取っておきましょう。今回は電気信号を通じて画面の向こうのご家庭にお届けできるよう頑張って準備します!
この記事を書いた人
- 指導歴20年の理系担当講師。
Twitter始めました。ブログは長文、それ以外はTwitterで情報を発信していきますので、よろしくお願いします。
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