各高校で新入生ガイダンスが続々と行われているようです。
教室では配られた教科書を使って、さっそく予習を始める新高1生も!
善きかな、善きかな。
予習の大事さは先週の記事でお伝えしたとおり。
まだ見ていない?ならぜひ先に読んでみて下さい。↓
今回は英語のリーディングをどう予習したらいいかについてより具体的に触れていきたいとおもいます。
基本は教科書の英文を写していくところからスタートです。
中学生ならだれしもやったことがある…と思いきや、中学校によっては教科書の文章を写さないところも増えているようです。
なので基本的なところから説明していきます。
目次
1. ノートのコマ割りをする
まずはノートのスペース作りから始めましょう。
左から順に英文を書くスペース→英単語を書くスペース→英単語の意味を書くスペース→日本語訳を書くスペースになっています。
準備ができたら、次は英文を写していきましょう。
2. 英文を書き写す
英文を写すときは上の画像のように行と行の間を空けて書くことをオススメします。
なぜ間隔を空けるかというと、そこに授業で説明されるポイントや補足を書き込むためです。
ぎゅうぎゅうに詰めてしまうと、なるほどと思ったことも書き込めませんよね?
ここは好みなのでお任せしますが、英文はボールペンで書いておいた方がいいと思います。
先生の話を聞く→メモをしよう→あ、間違えた!→消しゴムで消したらどこがポイントか分からなくなっちゃった…。
という悲劇が防げます。
英語の予習ノートを作るのは授業の内容を逃さず聞くためです。
そのためにできる限りの下準備はすませておきたいですよね。
ところで英文を写すなんて時間の無駄では?と考える人もいるでしょう。
作業的で、「勉強」感は薄いですからね。
でもその作業感がポイント。
「勉強しよう」とすばやく始められる人はごくわずか。
たいていの人はやろうやろうとするうちに、5分、10分、30分とズルズル時間がたってしまいがちです。
そこをすっと始めるには頭カラっぽでもできる作業からスタートするのが有効なのです。
スポーツでいうところの準備体操。
音楽でいうところの音出しです。
さぁ次からは頭を使っていきますよ!
3. 英文を日本語に訳す
英文を書き終えたら、いよいよ日本語に訳します。
訳すときのポイントは
1 知らない単語は調べる
2 調べた単語は単語スペースに書く
3 訳せなかった文は無理矢理日本語にしなくてOK(でも後で書き込めるようにスペースを空けておく)
です。
え?訳せなかったら書かなくていいの?
と思うかもしれません。
いいんです。
繰り返すようですが、予習ノートを作るのは授業の内容を逃さず聞くためです。
訳せない部分はあなたが知らない熟語や語法、文章構造があるから日本語にできないのです。
それが事前に分かっていれば、いつ集中して授業を聞けばいいかも分かりますよね。
工夫次第でさらに効果UP
さていかがだったでしょうか。
予習ノート作り、そんなに大変な作業ではないですよね?
今回書いた方法は王道中の王道なので、いくらでも工夫の余地があります。
たとえば、英文を写したら声に出して何度か読んでみるとか。
そのとき読めなかった単語に印をつけておいて、どうやって発音するか注意深く授業で聞くとか。
英文を書くスペースに余白をつくって板書を書き込むスペースにするとか。
何度もいうようですが、予習ノートを作るのは授業の内容を逃さず聞くためです。
その目的を外さないように注意して、自分なりのアレンジを加えてみるとより効果的な予習につながるでしょう。
もちろん授業をうけたら復習用としても使えます。
富田Tの記事にある緑のマッキーなんかで単語や熟語、日本語を塗りつぶしていけば、自分用の問題集にもなります。
ぜひ時間を持て余している新高1生は英語の予習をして入学前から同級生に差をつけていきましょう!
この記事を書いた人
- 山王教室の責任者・国語の教科責任者を担当しています。
日常の授業を通して考える習慣を身につけてもらうべく、様々な仕掛けを凝らして授業をしています。
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