さて、あれよあれよと時も過ぎ、10月も半ば。
およそ一ヶ月で中3生にとっては最も大事なテストがやってきます。
このテストの結果次第で、進学する高校もかなり限定されてくるでしょう。
志望校、進学校が決まっている人はその点強いですね。
これといったまよいもなく、勉強に打ちこむことができます。
その点、志望校がまだ決まっていない人からするとなんだかフワフワ落ち着かないかもしれません。
実はそういう人が多いのでは?と思い、今回は志望校選びについてを話題に書いていこうと思います。
目次
志望校が決まらないのはなぜ?
志望校が決まらない人は何が原因で決めることができていないのでしょう?
その理由の多くは次の2つのどちらかに当てはまるのではないでしょうか。
1. 情報不足。
2. 何をやりたいか決まっていない。
1.についてはそのままズバリ。
高校ガイドなど、色々な資料があります。調べてみてください。
周辺にどんな高校があるかもわからない、というなら「小田原市 高校」、「西湘地区 高校」、「神奈川県 高校」など検索ワードで調べてみるといいでしょう。
さて、それとは別に2.何をやりたいか決まっていないから志望校を選べないというケースです。
「やりたいことに合わせて進路を選べ」というけれど、やりたいことが特になかったらどうすりゃいいの?と思うのも当然だと思います。
実際やりたいこと、就きたい仕事が決まっている中学生ってそんなに多くないと思うんですよね。
今回はそんな人向けのガイドです。
1.行きたくない高校を省く
志望校が決まらないのは候補が多すぎるからかもしれません。
まずはその候補を省いていきましょう。
将来やりたいことが特になく、それが志望校選びの足かせになっているのなら、まずは「行きたくない」高校を排除していきましょう。
そのとき「行きたくない」理由を明確に意識してください。
距離が遠い。
評判が悪い。
学費が高い。
やりたい部活がない。
知り合いが少ない。
知り合いが多い。
などなど。
その
裏返し
が、行きたい高校選びの理由になります。
2.高校卒業後の進路を考える
高校卒業後の進路としてあげられるのは次の4つ。
就職
専門学校
短期大学
四年制の大学
といってもやりたいことが明確でないなら、大学進学を考えておきましょう。
どの進路に進むにしてもそれぞれに合った対策は必要です。
しかし、大学進学の対策が一番特殊で、時間がかかります。
高校に入学して初めから大学に行くつもりで準備するのと、就職するつもりだったけど高3で大学に行きたくなって準備をしたのでは後者が圧倒的に不利です。
逆に大学進学を考えていたけれど、やりたいことが見つかって、そのためには専門学校に行く必要がでてきたなどの場合は負担は小さいです。
大学進学を勧めるのは、それだけが理由ではありません。
高校→大学と進んでいくにつれて、勉強の内容は専門的になっていきます。
なので進級していくうちに、いやでも自分の適性、合う合わないが見えてきます。
やりたいことがなかったとしても、将来的には何かの仕事に就くorすることになるわけです。
そのとき自分に合った仕事を選ぶために、自分の適性を見極める時間を大学で過ごすこともできるのです。
3.進路に合った高校の基準
なんとなくでも大学進学を考えるようになったなら、選択できる高校もかなり絞れてくるはずです。
次に見るべきは学校の偏差値です。
大学進学を考えるなら、偏差値は50付近から上を見るべきでしょう。
卒業生の9割以上が大学進学をしているラインです。
もちろん、それより下の偏差値の学校からも大学進学者はいます。
ただし狭き門なのは確かです。
安全ラインで考えるならという基準を考えています。
さらに高校が絞れてきたなら、最後にチェックするのは進学先です。
高校というのは面白いもので、入るときの偏差値と進学先は必ずしも一致しないケースがよく見られます。
入ったときの偏差値と大学進学するときの偏差値が逆転することもよくあるのです。
とすれば進学先の中でも見るべきなのは、一番多い進学先です。
その進学先は学年の真ん中の順位であれば行ける大学と考えることができます。
どの学校でも一人は極めて優秀な生徒がいます。
そうした特殊な例を見るのではなく、普通に過ごしたらどんな結果がでるかを見ましょう。
その中でこの大学はちょっとと思う進学先が多いところを省いていくと、ほぼ候補は絞れてくるはずです。
高校選びは慎重に
中学卒業後の3年間を過ごすことになる学校です。
できるだけ真剣に、前向きに選んで欲しいと思います。
ただもし入学した後に失敗したと思っても、それで人生終わりではありません。
高校はあくまで通過点。
自分の頑張りしだいでその後の結果は簡単に変わります。
ゴールはずっと先にあるはずです。
完璧にマッチする高校でなくとも、ある程度納得できる高校をできるだけ早く見つけてくれればと思います。
この記事を書いた人
- 山王教室の責任者・国語の教科責任者を担当しています。
日常の授業を通して考える習慣を身につけてもらうべく、様々な仕掛けを凝らして授業をしています。
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