コロナ禍ということもあり、以前より自宅での宿題や自主学習の課題が増えている印象の小学生。
学校から貸与されているPCを使って自習をしたり、音読を日課としていたり、プリントやワークをやったりとバリエーション豊かです。
日々なにかしらに取り組むのはこれ以上ないくらい効果的なこと。
で、日々出される課題の中で一番効果があるのに、(場合によっては)一番軽視されてる感があるのが音読です。
教室最寄りの小学校でも音読は課題として出されています。
が、そのチェック方法は音読をしたかどうかを保護者が確認して、判を押すというもの。
少しズルを覚えた子なら、音読せずにハンコを勝手に押して提出しちゃうということもありえちゃいます。
ですが、それはとてもとてもとてももったいない!
自学自習で一番効果があるのは音読です。
100%断言できます。
目次
音読の何がいいのか
音読の何がいいかといえば、ズバリ「活字に触れられる」という点です。
スマホをはじめ、ネット環境が整ってきた現在、動画の勢いは留まることを知りません。
それ自体は自然な流れだと思います。
その分、きちんと活字に触れる機会は減っています。
それも自然なことだと思います。
しかしそんな変化に対して、勉強は活字に対する依存度がまだかなり高めです。
分からないところは教科書を使って調べたり、答え合わせをした後の解説を読むだったり。
小学校の教科書ならともかく中学校のものは字のオンパレード。
活字に触れる経験が少なければ、見るだけで気持ち悪くなるかもしれません。
その予防として音読は使えます。
音読は手軽だからいい
手軽さこそ音読のメリットです。
手軽に出来るからこそ、毎日やってもたいした負担にはなりません。
にも関わらずその効果は非常に高いのです。
①頭の中を空っぽにして読んだとしても、その文章に出てくるフレーズや言葉が頭に残ります。
②繰り返し読むことで内容が頭に入ります。
③単純な記憶力の強化になります。
でも手軽だからこそ、音読をしたのかのチェックがおろそかになりがちです。
読むだけなんだからきっとやっただろう、と。
ところがどっこい、そう簡単にはいきません。
ダイエットと同じ、習慣化するまでは誰かが管理してあげることが必要です。
一番いいのは目の前で読んでもらうこと。
でもそれは難しい…ならばオススメの方法があります。
音読を録音しよう
音読の様子をスマホなどの機器に録音しておくことで、好きなときに音読ができて、チェックをすることができます。
やったかやらなかったかの証拠がきっちり残ります。
なのでやった、やってない論争は起こりません。
それだけでなく、録音しておくことで自分がどんな風に読んでいるか聞き返すこともできます。
回を追うごとにうまくなっていく音声を聞けばモチベーションアップにもつながります。
継続こそ成功の秘訣
この富田Tの記事や
加藤Tの記事
にもあるように、物事の上達はいかに継続するかが鍵です。
音読の課題が出されているようなら試してみて下さい。
この記事を書いた人
- 山王教室の責任者・国語の教科責任者を担当しています。
日常の授業を通して考える習慣を身につけてもらうべく、様々な仕掛けを凝らして授業をしています。
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